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ティラノサウルスの腕と肩甲骨

肩甲骨ってなんの為にあるのでしょう?
そもそも人間の肩甲骨の役割ってなんなんでしょう。

人間の肩甲骨は背中の左右にある三角形のお皿のような骨です。

赤い丸で囲った所が肩甲骨です

肩甲骨は腕の骨(上腕骨)と靭帯で連結して肩関節を構成しています。この肩関節があるので色々な方向に腕を回したり動かしたりすることができます=腕を動かす為に必要な骨って覚えるだけで十分です。

ちなみに肩甲骨は鎖骨とも靭帯で連結しているので、鎖骨に手のひらを当て腕を動かすと鎖骨が動くのはその為です。人間は肩甲骨のおかけで、両腕を色々な方向に自由に動かすことができ色々な作業が出来ます。

さて下の写真を見てください。

どこが肩甲骨か探してみてください


上の写真はタルボサウルスという恐竜の化石の写真です。ティラノサウルス科に分類されるのでティラノサウルスに似ておりティラノサウルスより小ぶりな為にティラノサウルスの子供の化石と考えられいた時代もあったそうです。それでも体長は8.5mもありアジア大陸最大の肉食恐竜だそうです。

みなさん肩甲骨かま何処にあるかわかりますか。
下の写真は同じ化石の写真を正面から撮影したものです。

そう。
この恐竜の肩甲骨は背中側にあるのではなく胸側にあるのです。お皿の様な肩甲骨が2枚中心に歪な四角と言うか十字と言うか、微妙な空間があります。

赤丸の骨が肩甲骨です



そこから背中側に伸びている太い骨は鎖骨でしょうか。腕は申し訳ない程度にチョコンとついてます。この腕はなんの為についているのだろうと考えると、仕事柄ついつい興味が湧いてしまい観ていてあきがきません。

ちなみにティラノサウルスの腕(前足)の役割は
●相手との接近戦の際の凶器
●獲物を抑えつける
●交尾の際に相手を掴む
●腕を地面に着けて上半身を支え、立ち上がる際の補助
と色々あるそうですが、どれも腕をどんなふうに動かして使っていたか考えていると、それだけでワクワクと言うか、興味がつきません。

相当に興奮して色々観ていたのでしょう。一緒に出かけた友人には呆れ顔をされる始末です。

9月のとある休みの日に出かけた際に入った群馬県多野郡にある神流町恐竜センター。埼玉県との県境にあります。入館料は¥800とお得ですが、展示内容はとても濃い内容でオススメです。



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