短歌人月例作品 2025年1月号
あきのよるわたしが深く眠るたび海の向こうに積もるがらくた
秋風が雲のおなかを撫でる音あるいは知らない鳥のさえずり
わたしという楽器を鳴らす金色の風を探しに山の公園
人体の半分以上は水だからあなたもわたしも考える水
ふぞろいのわけありりんご三個ありほほえむようにふくらむ香り
胃の中が国産牛でいっぱいで何もかんがえることができない
あきのよるわたしが深く眠るたび海の向こうに積もるがらくた
秋風が雲のおなかを撫でる音あるいは知らない鳥のさえずり
わたしという楽器を鳴らす金色の風を探しに山の公園
人体の半分以上は水だからあなたもわたしも考える水
ふぞろいのわけありりんご三個ありほほえむようにふくらむ香り
胃の中が国産牛でいっぱいで何もかんがえることができない