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元料理人が料理撮影を語るマガジン

16年間料理人で現在カメラマンのイトカンが 料理撮影時のライティングや小技などを図解入りで説明していくマガジン たまに料理撮影の小ネタなど
月3〜4本の投稿予定 元料理人が今までにしてきた広告用写真撮影のネタと 広告で大切な料理の見せ方を…
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2024年7月の記事一覧

#5 コース料理の意味と撮影、料理の解釈

高単価料理の撮影をする場合は料理への解釈は絶対的に必要になります 行って撮るだけ。にはならず 専属のカメラマンがいることが多いので 今回は料理から紐解く高単価料理の解釈を私なりに説明していきます。 今回は高単価料理の撮影となりますが そもそも高単価とはいくら程なのか?ということですが ここでは一般的に 一人当たり料理のみで 15,000円以上のものとさせていただきます (あくまでも一般的にという意味です) 一般的な高単価飲食店と大衆店の違いは客単価の違いではあるのですが

#4.5 なんでも撮れるけど1番の武器は料理撮影ということ

こんにちわイトカンです いつもは料理撮影のマガジンなのですが 本日は料理だけじゃないんだよー ということを仕事という観点で書きます 私は普段は企業様の撮影をメインに仕事をさせていただいてます 企業撮影でいうと 施設の内観撮影、求人広告の為の撮影 開発商品の物撮り、制作実績の撮影など本当に様々です メインはあくまでも料理撮影ですが 私は北海道の住人なので、なんでも撮れる ということが出来ないと仕事の幅が狭まることになります なので動画も撮りますしそりゃもうなんでも撮り

#4 トップライトで撮る環境光に影響されない撮影をcapture one仕上げまで

いつも読んでいただきありがとうございます 投稿曜日を固定しようと思っているのですが、仕事の関係上 なかなか決まった投稿がしづらいイトカンです。 今回はトップライトで撮る撮影の一例です 今回の撮影環境は ・環境光を消せないお店 ・撮影フィールドが狭く背景紙までの距離を稼げない ・黒背景を使用したいが背景紙スタンド広げるスペースなし と言う条件のもとの撮影でした 撮って出しの写真はこちらです 撮影場所が背景紙を広げるスペースが無かったこと 背景布(黒くて光源を全く反射しな

#3 60w LED で撮る食品撮影 C1仕上げまで一連の流れ

本日より記述をちょっとフランクにさせていただきますので ご容赦いただけると幸いです(固くて読みづらいとの声をいただいたので笑) だた所々北海道弁が混ざってしまった場合はスルーしてください。 今回は 60w LED 1灯で撮る野菜の撮影です。 先日知人の農家さんが販売している野菜を都心向け百貨店に販売するので シックに撮って欲しいとの要望から どんな感じに撮ろうかな?と思ってこの装備で撮りました (実際の写真は別の野菜で、東京の方は道産食材として見ているかも) 撮影はただ

#2 60w LED+ストロボで撮る食品撮影

本日は 60w + 60wストロボの2灯で撮る食品撮影です この撮影はホタテの商品撮影なので、必須事項は以下の通りです ・ホタテの質感 ・シズル感が欲しい(新鮮さ) ・パンフレットに使うので背景を黒く ストロボ2灯で撮ることも可能ですが LEDを使うことで被写体を明るくできるので ピントの合う位置を調整しやすく仕上がりを想像しやすくなります 注意点としてはライトがミックスになるので カメラのセッティングにストロボ効果を反映させないこと シャッターを長めに開ける 光源のホ

#1 60W LEDだけで撮るデーブルフォト

本日は 60W LED 1灯でテーブルフォト と言っても60W LED だけになってしまうと光量がとても少なく シーンを選ぶことが結構あるので 料理撮影というよりは料理のメニューの中で使うようなイメージカットや ホームページ用の一枚のような撮影です 現像はキャプチャーワンというソフトで現像しています ・理由は単純でLightroomよりテザー撮影がしやすい ・広告カメラマンの方はキャプチャーワンを使っている場合が多い という理由からです

#0 料理撮影を生業としているカメラマンは元料理人

こんにちわ イトカンです。 いやー料理撮影って本当に楽しいですよね 私自身も料理撮影が大好きです 初めましての方へ私の略歴をさらっと書きます 私は現在、カメラマン4年目で元料理人歴16年 料理人の時は、雑誌や広告媒体用の撮影を月に1〜2本することが当たり前の生活でした 18から飲食業界に入り、色々なお店を転々としサラリーマン料理人として 14店舗ほどの出店に関わらせていただきました 過去はどうでもいいですので割愛します なぜ料理カメラマンになったか??と言いますと