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<BACK NUMBER>「ひと踏ん張りに伴走します!+憲法&基礎知識『財政』」

みなさん、こんにちは。

ここ渋谷も、夜は鈴虫の音が聴こえてくるようになりました。お変わりありませんか?

「ナマモノホンモノの先生だ!」…パーソナルトレーナーメールなどでご縁のあった方たちとのご対面第一声に、この夏は度々爆笑…スクーリング、平林&藤田ゼミの合同酒宴、伊藤塾1階ラウンジでの再会劇。
みなさ~ん、至福の女子トークをありがとうございました。
その中で、ひと踏ん張りの時期特有の話題が盛りだくさんだったので、ちらっと総括。

・模試を受験する際のコツは?
→さっさと「捨て問」を見抜くこと。判断基準は、講義で習ったかどうかでOK!
 あとは、当日のルーティン(トイレ休憩や解くリズム等)を、試行錯誤しましょうね。

・SNSの模試の得点公表や合格体験記を見て、自信喪失中。どうすれば?
→その発信が、自分を応援してくれるものと思えなかったら、遠ざかりましょう。
私も、応援体制、時間、体調に恵まれた合格体験記を読んで不安になったので、よくわかる!自分の環境とはかけ離れてる、これだけ条件に恵まれていないと受かれないのか、と。
でも、環境や体調はほんとに千差万別。
「それでも頑張る自分」を、自画自賛できるとよいのかもしれませんね。

・伸び悩みがちな民法の得点アップの秘訣は?
→ズバリ!頻出肢のキーワードに反応して、地道にテキストの該当部分に戻ること。
そうすると、超直前期に、テキストの該当部分が目の前に浮かび上がるようになってくるので、高速回転できるようになります。
本試験の当日まで、得点力はアップします!

・高木先生のわちゃわちゃ合格体験談を読んで、『こんなにわちゃわちゃした人でも合格したのだから、私も大丈夫!』と思えました~!
→伊藤塾noteのバックナンバーで、恥を忍んで私生活をさらしています。
全ては、「私も大丈夫そう!」と思ってもらうため。うれしい!

みなさんのひと踏ん張りに、引き続き伴走します!

さてさて、基礎知識対策も兼ね、必見!チリツモ作戦!

Q. 予見しがたい予算の不足に充てるため、内閣は国会の議決に基づき予備費を設けることができるが、すべての予備費の支出について事後に国会の承認が必要である。
〇か×か?

制限時間は15秒!

…はい、15秒!

正解は、○!

憲法87条1項は、「予見し難い予算の不足に充てるため、国会の議決に基いて予備費を設け、内閣の責任でこれを支出することができる。」と規定しています。
また、同条2項は、「すべて予備費の支出については、内閣は、事後に国会の承諾を得なければならない。」と規定しています。

ここ数年、話題になっていましたよね。そう、「コロナ予備費」と呼ばれるものです。
日本は災害の多い事情もあり、例年、年5000億円程度の予備費を準備してきました。
ところが、コロナ禍に見舞われた20年以降、3年で総額20兆円の予備費が創設されたそうです。
このうち、実際に執行され国会に報告されたのは12兆円ほど、厚労省のワクチン関連、総務省の時短営業要請関連、国交省のGoToトラベル関連など、みなさんご存じの事業に充てられました。
しかし、会計検査院でも把握しきれない使途があるようで、同院は「国民の理解が得られるよう、透明性の確保と説明責任の向上が必要」とコメントしています。
GDPの数%に相当する国民の汗の結晶…柔軟性と機動力あるお金としての意義は認めつつ、費用対効果の検証等を含めて、注視していく必要がありますね。財政民主主義!

秋以降は、より一層、ヤマを張っていきます!
では~!