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美容師がビューティフルライフに思うこと【美容師なのにライターのとりとめのない日常#1】

操作イトウです。

最近、とあるお客様から「あなたの言葉はやさしいから、エッセイに向いてるわよ」と素敵な褒められ方をされました。
そこで早速、とりとめのないことを書いてみようと思いました。嬉しかったので、しばらく定期的にやってみようかと。
「どこからどうやって出していこうか」なんて戦略的なことは僕は苦手なので、まぁとりあえずやりながら、撮って出ししつつ考えます。

僕は、東京の二子玉川という地域で10年以上美容師をしています。ほど近い地域のマンションを購入して(たぶん) 6年目。
趣味は映画鑑賞、音楽鑑賞、家から出たくない派、家に帰りたい派。
妻はついに臨月、4月に待望の第一子が産まれる予定です。

#1

先日、文春の連載にお出しする内容について、「ビューティフルライフ」に絡んだ加筆をしてほしいと依頼されました。

その記事はコレ↓

リアルタイムで観たのは小学5〜6年生だったはずで、ストーリーもわりと覚えていましたが、改めてざっと観返すことにしました。

当時、個人的にはどハマりしていた程ではなかったのですが、日曜劇場は欠かさず観ていたし、やっぱり印象深かったのを覚えています。
ドラマは2000年の放送だったとのこと。「美容師になりたい人」が激増したド直撃世代からは、僕は少し下の世代に当たります。それでも、美容学校の同級生には「ビューティフルライフで美容師になろうと思った」という子もいるほど、影響力がありました。

そんなドラマを改めて観ると、名作たる所以がよくわかりました。「美容師はこんなことをしない」を見つけるための“粗探し”をするつもりで見始めたのに、面白いから普通に楽しんでいました。

印象的だったのは、日常的なエピソードからすれ違いを作っていること。「こんな当たり前のことも、車椅子だとこうなる」といった、ちょっとした車椅子“あるある”から話を紡いでいて、杏子(常盤貴子)に偏見を持たない柊二(木村拓哉)が振り回される、という展開が多い。

そして、当時のカリスマ美容師に対するパブリックイメージも感じられて、面白い。例えば、杏子が柊二の忘れ物を同僚に預けるシーン。

忘れ物は、柊二が昇級試験のために認(したた)めていた「新作ヘアの資料」で、杏子がたまたま居合わせた同僚(TMレボリューション)はライバル的存在。渡した相手が悪く、そのネタを同僚に横取りされてしまう。杏子が良かれと思ってした行動は、裏目ってしまう結果に。

恋愛のすれ違いにプラスして、「カリスマ美容室内の張り詰めたドロドロ感」や「美容師が昇級するシビアさ」なんかも伝わります。
ちなみに僕はカリスマ美容室の出身ではないので、横取りされるようなシチュエーションは経験したことがありません。また、コレが実例として実際にあるのか(あったのか)もわかりません。

他にも、日常にあるほんの些細なことから話が膨らんでいて、だからこそ多くの人から共感を得たんだろう、と、名作は廃れないことを実感しました。
これぞ、北川悦吏子ワールド。

常盤貴子が可愛く描けなかった…

あとは、キムタクがやっぱりカッコよかった。仕草の一つ一つが粗野で、男も惚れる。松田優作とか、原田芳雄とか、萩原健一のような男臭いアウトローの要素と、正統派アイドルが同居している。

さらに、柊二のファッションがめっちゃカッコいい。
90年代後半〜00年始めのアウトドア系ファッションは、2023年の今、ドンピシャでカッコよく見えます。
特に目に付くのは、発色のいいPatagoniaのフリース。ガチのアウトドアな作りで少しルーズなサイズ感も今っぽくて、当時のアメカジ古着スタイル、やっぱイイなー。マネしたいなー、と思いました。

これもなんかイマイチな出来になってしまった。

はい。そんな、月並みな感想でした。
つらつらと、大体1000〜1500文字ぐらいでやってみようと思います。


ではまた。

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