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レコーディングの緊張感の快感にハマり込んでウンジュウ年  Paris Recording -44

レコーディングエンジニアと一緒に緊張感の快感、それがアナログ録音 -1

アナログ録音、今のスタッフに話すと・・
・・「へぇー ! 」の連発

目の当たりにした及川公生氏の編集テクニック !
今振り返ると、幸せな思い出と言おう !

テープを再生しながら定めた箇所を切って繋ぐ。
では、どうやって?

デッキを水平に。リールを向こう側。ヘッドを手前に。
ヘッドを目の前にして座る、及川氏。右手にハサミ。
それを後ろから見つめる。

二人で相談して決めた箇所を彼は覚えている。
再生しはじめ、ジーッと聴き入る、及川氏。
背中に緊張感が伝わってくる。
もう直ぐ編集箇所が来るぞ !

その箇所が鳴った直後 !
及川氏の右手がスピードを伴ってハサミを・・
・・鋭くハサミでスパッ、と。

相棒のテープも同じにスパッ、と。
さあ、繋いでみよう。
これで編集終了。
・・えっ?これで編集終了?

少し巻き戻して、再生 !
おぉー、何事もなかったかのように我々の収録音は流れていく。
お見事 !!

ヘッド再生後、零コンマ何秒か後に動いたままハサミを入れる
体が覚えてる、経験が体に教えた(?)
なんともかっこいい後ろ姿。

及川氏は、きっと緊張感の快感 !

こちらも一緒に、いただきっ ! 、緊張感の快感。






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