レンタルビデオの思い出
日曜日の午前中。ジプシー・スウィングの創始者、ジャンゴ・ラインハルトのCDを聴いている。
10枚組のボックスセットを持っていて、順番に聴いている。
ウディ・アレンの映画に使われている曲も数曲あり、ウディ・アレンの映画のサントラを聴いている気分である。
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レンタルレコード・CD、レンタルビデオショップついては、私が通ったどの店についても格別な思い出がある。
かつてビデオが高価だった時代があった。一本、2万円程度したのである。1980年代のことだ。
その時代はビデオといったら、借りるものだった。自分で買おうなんて思わなかった。
当時はコアなファンしか観ないような映画で、どの店にも入荷していなくて、でもどうしてもその映画が観たくて、2万円出して買ったことがある。レジにそのビデオを差し出すと、レジの人も驚いた顔をしていた。
人生にはいろいろある。住所も変わる。
そのたびに、レンタルレコード・CD、レンタルビデオショップを捜して、通った。レコードやCDについては、就職し、定期的にお金が入るようになってからは、自分で買うようになっていたが、ビデオは相変わらずレンタルしていた。
写真は、一時期通ったレンタルビデオショップが入っていた雑居ビルである。その店は、外階段を上がった2階にあった。ずいぶん前に閉店してしまったが(店舗型レンタル店は、びっくりするくらいどんどん閉店している)いまでも空き家のままである。
私は、いまでもその店で借りた映画のタイトルをだいたいを思い出すことができる。
* レンタルビデオショップは、いまは、正確にはレンタルDVD・ブルーレイショップですが、昔の呼び方のままにしています。
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