発展途上のグスタフ・クリムト
あれは、たしか1990年代の後半のことだった。仕事でフランス、ドイツ、イタリアをまわったことがある。
そのときのことは、中・短編集「スズキ」に収録した「プネウマ」という作品にちらり書いた。あの小説に出てきたEのモデルになった先輩は、実際にいて、まあまあ事実のことが書いてある。その後、先輩は自殺した。それも、小説のとおりだ。ちなみに、イニシャルEは、変名である。知っているひとが読むと明らかなので、わざと変えた。もっとも、そんなことを気にする必要なかったのだが。その先輩について、言及するひとは誰もいなかったからだ。
私はかなしくてたまらなくて、そのことを忘れるために「プネウマ」を書いた。書いたら忘れられると思ったのである。
結局、忘れることはできなかった。でも、書いたことで、癒された、あるいは慰められたような気はした。
いまでは思い出である。それでも、それは不意に襲ってくる。リアルな痛みをともなって。
そのときは、ドイツにも行った。私は仕事以外の時間は、美術館めぐりにあてようと思っていたので、そのようにした。変名イニシャルE先輩は、美術には興味がなかったので、別行動だった。
そこで、グスタフ・クリムトに出会った。ノイエ・ピナコテークだった。そのことは覚えているが、絵のことは覚えていない。とても印象深かったのに、覚えていない。ひとの記憶とは、おかしなものだ。
ただ、帰国してから、私はその印象を基に、やや長い短編小説を書いた。その印象以外は、まったくのフィクションである。むしろ、当時好きだった岡崎京子さんの漫画の影響があるかもしれない。
小説に、そのときの感想を、そっくりそのまま書きつけている。こうだ。
「ミュンヘンにいったとき、ノイエ・ピナコテークで、初期のグスタフ・クリムトの絵を観た。
そのとき、この絵は、本当にクリムトなのだろうか、と私は思った。
その絵はクリムト独特の過度に色彩的で、装飾的なバックが描かれていなかった。
絵のタッチは確かにクリムトだったのだが、私たちが思い描くクリムトの絵にはなっていなかった。
この絵はクリムトが描いたものだが、まだ完全にはクリムトになりきっていない。
クリムトへの途上にある。
この絵の先にあの退廃的で、極度に華美なクリムトが待っているのだ。
そういった意味では、私、あるいは私たちもつねにあるべき自分自身になる途上にある。
ただ、私たちはクリムトとちがって、芸術家ではないから、自分の最終的な完成形がどのようなものなのかを思い描くことはできない。
その最終的な完成形から推測することはできない。
自分がいき着く果ては、どうなっているのか、何をめざしてどこへ向かおうとしているのか、自分自身でもわからない。
なさけないことに、自分自身でコントロールすることすらできないのだ」
この小説は、書き終えた直後に、机の引き出しにしまわれた。何かがひっかかり、私は気に入らなかったのだが、当時の私が、何が気に入らなかったのか、いまとなってはわからない。自分自身のことさえ、わからない。
私にとっては、自分ですら、未知の大陸である。
*
【0】
原稿用紙で書かれた、他人の小説である。束になって、目玉クリップでとめてある。私は自分でも小説を書いているせいか、未発表の小説をよく渡される。きちんと読んで、ちょっとしたコメントを述べる。
この小説は、痩せた、こぎれいなファンションに身を包んだ中年の女性から渡された。とびきりの美人ではなく、その反対でもない。ならば、平凡か、というと、そうでもない。そういう言葉から転げ落ちてしまうような独特の顔立ちをしていた。魅力的、といえないことない。
「昔書いた、小説です。あなたに預けます。好きにしてください」
その女性はそういった。
「はい?」
「私にとっては、どうでもいい小説だと思っていました。断捨離しようと思いましたが、でも、そこまでは思いきれない。私の一部だからでしょう。だから、あなたに預けます。あなたがそう判断されたのなら、シュレッダーされても結構です」
「いきなりそんなことをいわれても、困ります。私は他人の作品を読みますが、その作品の運命を決めることはしない。できない。そういうことは、ご自分で決めてください。いや、ご自分で決めるべきことです」
「私は、もうこの小説の世界には、いません。関わりたくないのです」
「作者のあなたにもできないことを、私に背負えというのですか?」
「お願いします。とにかく、お預けします」
その小説に闇のなかの小さな光のような好奇心が湧いてきたこともあって、私は預かることにした。そして読んだ。
この小説がどれくらい事実に基づいているのか、私は知らない。
その後、この小説について尋ねたいいくつかの疑問もあり、その女性に再三連絡を取ったが、つながらない。不通というわけではない。電話をかけると、呼び出し音がするし、メールは、相手先不明で戻ってきたりはしない。ただ、本人が登場しないだけなのである。
この小説の運命は、私が決めていい。任されたのだ、と私は勝手に判断し、作者の了承なしに、この作品を発表することにする。以上のような経緯である。
【1】
「ミュンヘンにいったとき、ノイエ・ピナコテークで、初期のグスタフ・クリムトの絵を観た。
そのとき、この絵は、本当にクリムトなのだろうか、と私は思った。
その絵はクリムト独特の過度に色彩的で、装飾的なバックが描かれていなかった。
絵のタッチは確かにクリムトだったのだが、私たちが思い描くクリムトの絵にはなっていなかった。
この絵はクリムトが描いたものだが、まだ完全にはクリムトになりきっていない。
クリムトへの途上にある。
この絵の先にあの退廃的で、極度に華美なクリムトが待っているのだ。
そういった意味では、私、あるいは私たちもつねにあるべき自分自身になる途上にある。
ただ、私たちはクリムトとちがって、芸術家ではないから、自分の最終的な完成形がどのようなものなのかを思い描くことはできない。
その最終的な完成形から推測することはできない。
自分がいき着く果ては、どうなっているのか、何をめざしてどこへ向かおうとしているのか、自分自身でもわからない。
なさけないことに、自分自身でコントロールすることすらできないのだ。これが三十六歳を目前にした、私自身の感想だ。きみは、そんな男をどう思うね?」
中年男は上質なスーツをきちんと身に付け、地味だがそのスーツによく似合うシックな色のネクタイをしていた。黒い靴はたったいま磨いてきたばかりのように光り輝いていた。ふざけているトーンは微塵もなかった。
この中年男がいったい何者なのか、私は知らない。職業が何なのかも知らない。年齢はいまの発言から察して、三十五歳らしいが、それ以外のことは、わからない。針の穴ほども知らない。
馬鹿みたいな男だ、と私は思う。というか、本物の馬鹿なのか? 私にこんなことしゃべって、いったいどうしようというのだろう。本気で、マトモな返事をするとでも、思っているのだろうか? あるいは、インテリぶった調子で質問して、いまどきの女子高校生の知的レベルを試してみようとでもしているのだろうか?
からだはつきあうが、心は、つきあわない。これが、私のポリシーなのである。
とはいっても、私は売春をするわけではない。お茶を飲んで、希望されればカラオケにいくだけだ。それ以外のことは、しない。そう決めている。これは、この仕事を始めてから破っていない。
この中年男とは、テレクラで知り合った。渋谷で、待ち合わせて、お茶を飲んだ。二度目である。
再会する気になったのは、たくさんお金をくれると約束してくれたからである。
上質なスーツを着た中年男は、私が何も反応する気配がないことを確認すると、いかにも告白するといったような厳粛な面持ちで、再び語り始めた。
「私はいま三十五歳だ。三十五歳といえば、人生の転換期とか、自分の歩んできた人生をもう一度再確認する時期などがイメージされるけれど、私は、そんなイメージとはほど遠いところにある。
それは、仕事もロクにできない、ということではない。自分の店を数件持ち、ある程度裕福な生活ができるようになっている。
それでも精神的に成熟しない。成熟する兆しが見えない。自分が、どこをめざしているのか。何をしたいのか。いまだによくわからないのだ。
私にとって、金は、ゴールではない。そのことを実感するばかりだ。
先日も仕事帰りに落ち合って、カフェバーで酒を飲みながら、おない年の友人に、呆れられたばかりだった。
『人生においていちばん大事なものって、いったい何だと思う?』
小学生のときからのその友人は、芋焼酎をうまそうに飲みながら、幼児のような無邪気な笑顔を浮べて、私に聞いた。
私は返答ができなかった。
『なんだ。そんなこともわからないのか。稼いでいるわりには、まるっきりだめなんだな。三十六にもなって。年男だぞ』
友人は、三カ月前に三十六歳になっていた。
『年男ってなんだよ』
私は、後ずさりするエビになったような気分で言った。「まだ三十五だぞ。年齢のことは、言うな』」
【2】
数日後、またその中年男と会った。会って話をしたい、と私のPHSに連絡をしてきたからである。
一回目、二回目とも、私のからだを触るわけでもなく、しかもきちんとたくさんのお金(想定外のおこずかいも)を払ってくれたことに、私は好感を抱いていた。話をするだけで、そのほかの行為はしなかった。
私はすぐにオーケィの返事をした。
学校が終ると、ヒマだった。彼氏もいなかった。もちろん、いたら中年男とこんなことをしないだろう。たぶんしない、と思う。でももしお金がなかったら、ちょっとはするかもしれないけれど。わからない。
趣味はレコードを聴くことである。ハウスやテクノ。特にテクノである。強烈で、変則的なリズムの激ヤバなテクノのレコードが好きだった。一週間に三回、渋谷のレコードショップにいって買う。
自宅で、DJセットを組んで、レコードをつなぎ、ミックス・テープをつくって遊んでいる。クラブでレコードをまわせるようなプロのDJになるのが夢である。
新宿で会い、喫茶店に入ると、中年男は、いつものようにしゃべり始めた。
中年男の話を聞くばかりなので、私はなんだか患者を前にしたカウンセラーのような気分になってくる。
「結婚している。妻とは非常にデリケートな事情があって、うまくいっていない。ある女のことが忘れられないからだ。隠しておけなかった。その女とは、八十年代がはじまった東京で、知り合ったのだ。ルルという名前だった。
『満月が近づくと、妙に元気になって、はしゃぎたくなるの。変、でしょう?』
初めて会ったときに、ルルは言った。
『私の祖先はオオカミオトコだったのかもしれない。そのDNAがのこっていて、騒ぎ出すのかもしれない』
ルルは無邪気な少女のように大きな口を開け、あどけなく笑った。背が高く、白い顔に真っ赤なルージュ。襟足をみごとに刈り上げたショートカットの髪の毛。肌身離さず持っているお気に入りの銘柄の煙草の煙を吐き出しながら。
当時、私は学生だった。私は、あの時代と連動しているような破壊的、かつ攻撃的な気分で、パンク/ニューウェーヴ・ロックを聴いていたのだ。
ルルとは、ライブハウスで出会った。
渋谷や新宿のライブハウスで、よく黒色の衣裳を着ていた。服というより民族衣裳といった感じだった。ライブハウスの後方で、いつもつまらなそうにしていた。私も、戦闘服のような気分で、黒系の服を身につけ、耳の上を刈り上げて、前髪を長くしていた。
ルルは服飾関係の専門学校の学生だった。
あの頃、おなじ系列のバンド、いわゆるパンク/ニューウェーヴ系のバンドのライブに出かけると、毎回のように顔を合わせ、やがて、眼が合って軽く挨拶をしたり、好きな音楽の情報を交換するようになった。ライブが終ってから、酒に誘うとついてきた。
三度目くらいのデートのときだったと思う。
『私にはつきあっているヒトがいるの。もしあなたが私のことを好きになったら、三角関係を覚悟しなくちゃならないよ』
ルルは黒色で統一したシックなルックスに似合わない、子リスのような眼を上眼づかいにして、まるで私を試しているような口調で言った。
ルルの恋の相手は、いわゆるサーファーだった。太陽に焼けて黒く、彫りが深い、端正な顔だった。歯だけがきらりと白い。全体的に逞しく、ポロシャツにチノパンというカッコで、いかにも毎日海でサーフィンをやっています、と全身で宣言しているようなオトコだった。こういう人間を世間では好青年とか爽やかと呼ぶのだろう。おれには無縁の人種だ、と私は思った。パンクは好きではないらしく、ライブハウスでは、一度しか出会ったことは、ない。ルルに紹介されたとき、簡単な挨拶をした。ルルはうれしそうに、そのオトコと肩を並べて、新宿の街に消えていった。
私は、二人を見送りながら、私を突然襲った嵐のような強烈な感情に真剣におどろき、そして秘かに怖れた。
その半年後、そのオトコは、駅のホームから飛び降り、カラスのように電車に弾き飛ばされた。
アイズのことを話そう。
アイズとは女の子のニックネームである。目とか視線という意味なのか。それとも合図か。どうしてそんなニックネームがついたのか、知らない。聞いたこともない。
本名は知らない。知らなくてもいい、と思っていた。
アイズは、ルルの友人だった。
ルルがニューウェーヴ・ロックだとしたら、アイズは、もっと過激なハードコア・パンクだった。長い髪を赤や黄色に染めて、黒色の口紅や黒色のアイシャドウを塗り、頬の皮膚にピンを何本も突き通して、ライブハウスにやってきていた。きれいな顔をしていたのだが、いつも不健康そうな青ざめた顔色で、しゃがれた低い声でしゃべっていた。
『私は死んでいる』
それが、アイズの口癖だった。
ボーカルが全裸になり、ブタのあたまやニワトリの臓物を観客に投げつけたりするハードコア・パンクバンドのライブにいったとき、観客は逃げまわっているのに、アイズだけは浴びせられた肉片を髪の毛の上にべっとりと載せたまま、ひたすら踊っていた。
アイズの部屋は、おびただしい数の洋服とメイクの道具に埋もれていた。
アイズはメイクが好きだった。メイクは、私の武装なの。完全武装して、理想の自分になれるの、と言っていた。
アイズは地方の開業医のひとり娘で、毎月、何不自由なく生活できるくらいの仕送りをもらっていたのに、その狂暴と言ってもいいくらいのすさみかたはいったいどうしたわけなのだろう。
両親のしつけが厳しく、また開業医のひとり娘であるという抑圧が私の予想を遙かに超えて、強く突き刺さっているのだろうか。つまり医大にはいけなかった(いかなかった)、というひけめが相当な負荷になって、脅かしているのだろうか(アイズは、ルルとおなじ服飾の専門学生だった)。
『私はね、好きでこうなっているの。家庭環境は関係がない。勝手に分析したり、想像したりして、わかった気にならないで。私のことを安っぽく理解しないで』
アイズは余計な説明はしなかった。
私たちはアイズのマンションで、一日じゅう愛しあった。それしかすることがないかのように。背中に何かが当たるので、手で触ってみると、化粧箱からこぼれたドーランがべったりとついていた。
それでも、私たちは、ファックをやめようとはしなかった。
その後、私は、大学卒業と同時に就職をした。大して面白くもないが、ひどく退屈でつまらない、というわけでもない。
『人並みだ』と私は思った。
人並み。就職後、これが私の口癖になり、価値基準にもなった。人並みであること。人並みからはずれないこと。それが大事だ、と。
その会社で、いまの妻と知りあった。本が好きな、おとなしい女だった。
彼女とのセックスは雨が静かに降る日曜日の世界にいるような淡々としたもので、悪くはなかった。
まるでフランソワ・トリュフォーの映画のように、おたがい裸でおなじベッドのなかに入って、本を読んでいることもあった。
『悪くは、ない』
私は思った。
『悪くは、ない』も私の口癖のひとつだった。
それが積極的な感情ではないことはあらかじめわかっていた。だが、私は、知らないふりをした。
私はこの会社にずっと勤め、凡庸に人生を生きるのだろうと思っていた。
入社して四年目、意外なことに一つの転機がおとずれた。
知り合いに声をかけられて、転職をしたのである。原宿にある小さな輸入雑貨を取り扱う店だった。私は旅行気分で海外にいき、パンクやニューウェーヴ・ロックのにおいのする雑貨を買いつけて帰り、好きなように店に並べた。ちょっとクセのある、しかしかわいいと言えなくもない雑貨ばかりを選んでは販売した。それが、女子高校生に爆発的にうけたのだ。あっという間に店の収益が三倍以上に膨れ上がった。
私は独立を決意し、自分の店をかまえた。
そんなふうにして、およそ十年が過ぎた。すべてが万事快調だったわけではない。海外で買いつけた商品が、まったく売れなくなった時期もあった。店を維持するためにさまざまなものを犠牲にもした。妻にも、いつも誠実だったわけではない。小さな浮気をしたこともある。
でも、思うんだ。私は、そんなふうにしか生きられなかったのだ、と。私は、けっして後悔はしない。まるでエディット・ピアフのシャンソンのようにね」
パンクの話をしていたくせに、最後は、エディット・ピアフになって終る。私は、そう言って、揶揄したい気分をぐっとこらえた。
ふと気になって、私は尋ねた。
「ところで、ルルさんとは、どうなったの?」
「私が殺した」
中年男はこともなげに言った。
「えっ?」
私は中年男がすぐに冗談だよ、と笑顔になって告げることを期待した。でも、中年男は顔の表情を崩さなかった。
意外なほど長い沈黙がきた。いや。本当は、ほんの数秒だったのかもしれない。
「信じるかい?」
中年男はやっといたずらっぽい眼になって、尋ねた。ほっとしながら、私はスローモーションのように左右に首を振った。
「新宿の中央公園、あるだろう。あそこに死体を埋めたんだ。そうだ。いまから見にいかないかい?」
私はびっくりした。
「確かめてみたくはないか?」
中年男はつづけて言う。
私は曖昧な笑顔を浮かべる。興味がない。正直に言えば、どうでもいい。この男の殺人の告白は信じていなかったが、たとえそれを確かめにいったところで、それが何になるというのだろう? もし事実だったとしても、私にどうしろというのだろう? 男に自首をすすめろ、ということなのだろうか?
警察は嫌いだし、かかわりあいになりたくないし、私は、決して通報などしない。
私は中年男をちらりと見る。相変わらず上質なスーツを着ている。
「無料とは言わない。料金は払うよ。いや、特別手当てを出そう」
私の頭のなかで、高速で何かがカランカランと回っている。扇風機のファンのようなものが。時計を見ると、夜の九時になっている。
「こわいのか?」
中年男が急に、鬼のような形相になった。目尻が縮んだように細くなり、すごみのある光が宿っていた。心臓を片手でぎゅっとつかまれたような気がする。鬼そのものだ。こわい、と私は初めて思った。この中年男がこわい、と。何かとてつもなくやばいことに、巻き込まれようとしている。そんな予感が、ヒリヒリと感じられる。何かが起ってからでは、取り返しがつかない。逃げよう。逃げなくちゃ。心はささやいているのに、おさえられない好奇心が動いていた。
鬼の正体をたしかめてみたい。暴いてみたい。
私はゆっくりとうなずいていたのだ。
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