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「ストーカーレポート」第2話アキバメイドの悲劇⑳を更新しました。

 小説サイト「NOVEL DAYS」にて、「ストーカーレポート」第2話アキバメイドの悲劇⑳を更新しました。
 よろしければ続きは、小説サイトでご覧ください。

 私はその足で秋葉原に向かった。地下鉄で乗り換え、秋葉原駅に着いた。
 イルマが出ているかどうか、わからなかったし、くるときはスマホに電話ください、といわれていたが、ええいかまうものか、と思った。
「どうしたの、突然」
 私がテーブルにすわると、イルマは近寄ってきていった。きょうは、ねこ耳をしていなかった。
「話があって、やってきた。あそこのレーベルはやばい」
「何の話?」
「撮影するAV会社だ。調べたのだ」
「なぜ?」
「心配だからだ」
「どうして?」
 こたえられなかった。最初から、こたえがないからだ。
「わかった。あと一時間待っていて。そしたら休憩時間になる。ここから大きな通りに出て、三百メートル程度いったところにスタバがあるからその店内にいて」
「スタバ?」
「スターバックス」
 厭味のように、大きな声で、イルマはいった。


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緒 真坂 itoguchi masaka
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