10年後の自分は、どんな自分ですか?
私は、今40代の女性に向けて
自分に還ろう。次に還そう
「45歳から始めるサードキャリア開発講座」
という講座を運営しています。
これは、
「60代の定年後の暮らしや仕事のことを
40代から考え、準備しましょう!」
という内容の講座です。
その講座をやっていて
気が付いたこと。
10年単位で物事を考えることが
苦手な人が多いこと。
10年後の自分なんて考えたこともなかった・・・
という人が多いのです。
確かにVUCAの時代、
不確定の時代と言われる現在。
誰も予測しえなかった
「未知のウイルス」に
世界が翻弄されている今。
「そんな先のことを考えても仕方ない」
「なるようにしかならない」
と考えてしまうのは仕方ありません。
けれど、
不確定、不安定な時だからこそ
早めに将来を考え
準備しておくことが必要になってくる
のではないでしょうか?
イソップ神話でいうと
「アリとキリギリス」のアリの生き方。
日本のおとぎ話でいうと
「ウサギとカメ」のカメの生き方。
そんな生き方が
求められてると思うのです。
と
こんな偉そうなことを言っていますが、
私自身は、
ずっとキリギリスで生きてきました。
その場しのぎ
「行き当たり、ばったり」
そのものの人生でした。
大学卒業後、
就職できず、結婚。
専業主婦になったつもりが
家業の手伝いで、兼業主婦に。
どうせならやりたい仕事をと
レストランを開業。
48歳で離婚して
先のあてもなく家をでる。
3年間、様々な仕事をへて
ベンチャーの「婚活支援の会社」に出会い
51歳で正社員として就職。
会社内では、
地方出店など様々な仕事を経験。
60歳の時、
保育園事業を任され悪戦苦闘。
3年間で企業主導型保育園
めばえ保育ルーム」を都内に6園つくるも
事業譲渡することになり、
それをきっかけに
定年前の63歳で退職。
退職後は、引っ越しした逗子で
2年間、ぼんやり過ごす。
65歳の時に
「このまま人生を終えるのはイヤだ!」
と勢いで
「絡まった糸を解すイトグチを探し
新しい関係を紡ぐお手伝いをする」
をミッションにした
(株)イトグチを設立。
夫婦関係再構築と
40代女性の
サードキャリア開発のお手伝いを
メインの仕事にしている今。
いや~!こう書いて改めて
「いきあたりばったり」の人生だな・・
と痛感。汗
こんな私が
長期視点で人生を考えるようになった
きっかけは
56歳の時の脳出血の経験です。
幸いなんの後遺症も残らなかったのですが
さすがに能天気で楽天的な私も
「この先どうなるの?」
「どう生きたいの?」
「やりたいことは何?」
「私に何ができるの?」
と考え始めました。
そして
今までの人生の棚卸をしました。
けれど、そんな簡単に
「これ」というものが見つかる筈もなく
モンモンと悩み、考え続け
60歳の時にコーチングを
学び始めたのです。
60歳の誕生日に
コーチングを学び始めたあの時が
まさに今につながる人生の転機だと
今ならわかります。
一歩を踏み出すことで
人生が変わったのです。
今、
10年前の56歳の自分を振り返ると
あの脳出血の経験がなかったら、
私は10年後のことなど考えもせず
相変わらず
「行き当たりばったり」で
生きていただろうなと思います。
強制的に10年後を考える機会を
与えられたことを
今、心からありがたいと思っています。
「人生万事塞翁が馬」
この言葉が私の人生訓になったのは
必然だったと思うのです。
脳出血などという
命がかかった強制経験は
ない方がいいですがよね。(笑)
けれど、
強制経験がないからこそ
自分で自主的に
「10年後後の自分を考える」
そんな機会を持つことが
ますます大事になってくると
思っているのです。
みなさんはいかがですか?
「10年後の自分」を
イメージできていますか?
イメージだけでなく
具体的にその姿を
考えられていますか?
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