#3 ネガティビティを減らす その2
前回に引き続き、バーバラ・フレドリクソン氏の著書をもとにネガティビティを減らす具体的な方法を見ていきましょう。
2.ネガティブな「反芻」から逃れる
この方法は、簡単に言うと「気分転換をしよう!」ということです。
反芻という言葉は難しい言葉ですが、もともとは牛などの動物が噛み砕いて飲み込む→胃で消化→改めて口にもどして嚙み砕く→繰り返し、というプロセスで食べ物を消化する方法です。そこから転じて、特定の考えや感情を繰り返し味わうといった意味でも用いられます。
本書では、ネガティブな反芻の具体例が記述されています。
たとえば夫と言い争いをしたあと、「私が自分勝手だって、どういう意味だろう?私って本当に自分勝手なのだろうか? この結婚がだめになったらどうしよう? そしたら私はひとりぼっち。そもそも私は結婚にむいていないんだ。彼の言う通りだったらどうしよう? 彼はもう私を愛していないのだろうか? 私はそんなにいやな女だろうか?」などと延々と続きます。(233ページ)
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