ラトビア神道について
ラトビアは、美しい北欧の国のバルト3国の一つです。日本と同じ自然を崇拝する神道の国でもあります。古来から、自然を神様とし、信仰の対象とし、井戸やかまどといった様々な物体に女性の神様の存在を見出してきたそうです。
神様は、文様化されて、衣装や帯などにも文様として織られています。文字を持たなかった古代のラトビアの人達は、その文様や歌で、ラトビア神道の物語や意味を今まで伝えてきたそうです。 自然の神々を模様にして織り込んだものが、民族衣装の帯につかわれています。その名前は、リエルワール帯といいます。ラトビアの伝統的衣装は、地域や村によって色の組み合わせや手法、着方などが、異なっています。帯には、白いリネンと赤いウールを使われていて、一人一人守り神が違うので、一人一人模様が違います。特別な日に、その守り神を知るための儀式を2人一組で行います。リエルワール帯の両端を2人に、持ってもらい、一人(守り神を知りたい人)は、目をつぶって帯の上に手をかざしながら歩きます。歩いていると、手が少し暖かい温もりを感じる場所があるそうです。それが、自分の守り神で、暖かく感じたら、人に伝えてそれを身につける帯にしてもらいます。織られるのは、その人の神様なので、この帯を織る人も織る時に、感謝や幸運などいろいろな思いを込めながら織るそうです。
この頃、北欧セレクトショップなどで、よく見るようになった、藁に糸を通して作られた三角が重なったオーナメント、プズリス。三角形は、Dievsという神様の印で、接面を中心に地下、地上、天空、過去、未来という意味が込まれています。4つの面の四角は、東西南北、季節の意味も込まれ、それぞれのパーツは、1つの細胞であり一個人を表していて、小さな細胞から成り立っているこの世界を表しています。細胞から作られるのが、宇宙。個人が家族を形成し、親戚を形成し、人の輪が広がっていくことを表しているそうです。正八面体を作るのに十二本の麦わらを使うことから、一つのパートが十二ヶ月を意味するなど、地域によって、異なった意味や物語があります。冬至祭やイースターなどのお祭りに合わせて作られますが、特別な日でなくても、お部屋の中や赤ちゃんのベットの上についていたりします。新生児には、ニンニクを入れて送られることもあるそうです。
ラトビアに恋をした日は、森の中で冠を被った子ども達が、走りまわっているところを見たときでした。女性は、花で作った冠、男性は、葉で作った冠を被ります。 樫は、男性の象徴、菩提樹は、女性の象徴とされていることもあり、男性は、樫の葉の冠をしていることが多い。円形に作る冠は、太陽やそのエネルギーを受け取ることを意味している。夏至祭で使った冠は1年間御守りとして家に飾り、翌年の夏至祭で焚火に投げ入れて燃やします。 ラトビア神道について、まだまだ知らないことがたくさんありますが、日本と共通する感覚や考えも絶対に、あると思います。ラトビア神道について、まだまだ知らないことがたくさんありますが、日本と共通する感覚や考えも絶対に、あると思います。また次に、ラトビアへ行けることを楽しみにしながら、もう少し勉強してみます。