自然の中の暮らしを探して
今回は、電気もガスもない山の中の家に泊まった。まだ古民家を改装している途中なので、床も穴だらけで、時々山の動物も遊びに来た。ここに泊まる予定はしていなかったので、泊まる用意も何も持って来ていなかったんだけれど。気づいたら何日も滞在していた。服は全部、煙の香りになって、顔も真っ黒になっていた。でも楽しい時間でした。思ったことや日々の出来事をせっかくなので、記録として残しておきたいと思います。
ーーーーーーはじまりーーーーーーーー
何日かの出来事についてをまとめて書きました。読んでみて。もし興味があれば。
遅い朝。
周りに生えている植物を使って和紙を作った。その後、みかんの木の下で薪として使おうとしていた木に風景のスケッチをしていた。上を見上げると大好きな食べ物がいっぱいなっている。なんて素敵な時間だったんだろう。
薪を持ってみかんの木の下に来てしまったから。もちろんお茶の準備は途中で終わってしまった。
絵に色をつけようと思って、土でつくられた絵の具を使って絵に色をつけた。筆代わりに、周りに生えていた花のつぼみを使った。絵を描き終えて周りを見渡すと色々なつぼみに色がついていた。ごめん。
お昼の時間になってお昼ご飯作る前に、美しい竹を眺めながら少し休憩。下の下の写真できつねに気づけたならラッキーだよ。あなたには見えるかな?
この竹の近くに生えていた椎茸を採って椎茸炊き込みご飯をつくりました。
はじめて竈を使ってご飯を炊きました。途中で火が消えそうになって急いで薪を入れたりしていて火から目が離せなくなって、他のおかずを作る時間がなくなってしまいました。でも、ふたを開いたらびっくり!おこげまでできていつもガスで炊いている時より奇麗に炊けました笑。家に帰ってきてガスですぐ炊けてしまうと少し寂しい。
大好きな素敵な場所なので、この場所を植物で表したら?と友達に聞いた。
そんな私の変な質問に、友達は、お花で答えてくれた。
嬉しくて、尊敬の気持ちでいっぱい。みんなには、どう自然が、見えているんだろう。話を聞いてもやっぱり分からなかったから、それを表した植物を持ってきてもらった。色々な形の枝。葉。実。どれも美しい形。やっぱり自然は、美しいな。下の写真ー持って来てくれたお花。
そして、夜のはじまり。
外が暗くなる少し前に絶対に「夜の準備はできた?!」って言われる。
それは、ヘッドライトを頭に付けることだったり、火の準備をしたり寝るところの準備だったりする。暗くなる前にやらないとすぐ暗くなって光りがあるときより作業が難しくなるから気づいた時にやったほうがいいっていう意味。
でも、夜は、夜だからこそできる事があった。もちろん寒さも違うし、感じることや出来ることも変わってくる。なぜか人とゆっくり話せたりもする。電気がないと体がすぐ眠くなっちゃうからこの時は、時計もいらなかった。
周りにある光りの輝きが少し変わるただの環境の動きに電気をつけずに、体の動きを合わせただけなんだけど色々なことが変わって見えたり、行動の仕方が変わったりした。光りの流れを意識するだけで、こんなに見えることがあるんだって思った。楽しい。
でも、どんなに暗い場所にいたという空間を感じたり体験をしたのに、後に残った写真を見るとすべて光りを写したのが残っている。photographerの意味。光りを写す人っていうのが確か言葉の意味だったよね。写真には、そのまま光りだけが残っていた。光りって形もないもので色々変化できるような可能性があって面白い。光りに少しの憧れもあるけど。でも時々眩し過ぎて嫌になる。変なの。
帰る日。
枝ごとミカンを持って帰るって冗談で言っているのかと思ったら本当になっちゃった。人にぶつかりながら無事に、持って帰って来られました。おいしい。また行きます。
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