惚れ薬の作り方を探そう
エストニアの薬局で失恋の薬をみつけたことをきっかけに色々なテーマに分けて薬草や歴史を調べたりしている。
今回は、惚れ薬や失恋の薬をもし作るなら何を入れようかと考え始めました。
もし自分が、魔法使いだとして惚れ薬を作るとしたらなにを入れるだろう?色々な人に聞いたら色々な答えが返ってきました。ファンタジーの映画でみたなにかから山に生える薬草を指差す人。いろいろな人がいました。それも含めて紹介したいと思います。
1.イランイラン
黄色い花のイランイランは、香水の精油としてよく使われています。効果は、女性らしさを引き立てたり、ホルモンバランスを整えたり、安眠効果、気分の落ち着き異性が好む惚れ薬効果などがあると言われています。
クレオパトラが男性を惹きつける惚れ薬として愛用していたのもイランイランです。作用は男性よりも女性に効果があるとされています。インドネシアでは新婚カップルのベッドの上にイランイランの花びらをまく風習があるそうです。
男性が好み女性は、気分も上がり魅力的になると言われています。しかし付けすぎると頭痛と気持ち悪くなる可能性があります。
甘い香りなので、実はあまり私は好きではありませんが、ジャスミンやベルガモット、柑橘系、パチュリーなどが組み合わせがいいです。ジャスミンも男性が好む香りだと言う人もいます。
2.サフラン
ベルベル人の人達が昔、洞窟に隠していたサフランは、香りを嗅ぐと好きな人が恋に落ちると言われている。一度砂漠に住む男の子がこの話をしていて映像をみてこのサフランの話を知りました。
古代エジプトやギリシアの時代から薬用として、婦人の血の道の薬と呼ばれ生理不順や更年期障害などに使われ、生薬としては、気分の優れないとき、ヒステリー気味のとき、頭痛、めまいなどに効果があるそうです。主に血液の代謝、循環、女性の生理体系です。
魅惑的な香りや独特な風味をもつサフランは、古代ギリシャやローマでは香水として重宝されていたり、旧約聖書の中で芳香を放つハーブとして記されていたりします。
3.ラベンダー
ヨーロッパでは古くからハーブの女王とも呼ばれるぐらい、薬用や香水の原料など色々な方法でラベンダーが使われているそうです。
リラックス効果があったり、よく眠れたり、筋肉の痛みやけいれんにも効果がある。想いを伝えたい相手がいる時に、ラベンダーをそえて何かを渡してみることによって、恋の薬になると言う人がいます。 手紙にラベンダーのドライフラワーなどを入れるといいというお話もあるそうです。もし信じるならそれも一つの恋の薬草になるかも。
今まで書いた植物からクローブやリンゴいろいろな植物に物語や恋の効果などがあるみたいです。国や村で大切にされている物語、民間治療などがあると思うので、いろいろなところへ行き見つけていきたいなと思いました。ここからの記事は、植物についてではなくて、作り方や見つけたものについての説明を書きます。
薬草の本に書いてあった惚れ薬の作り方
材料:バニラビーンズ5個、赤い花びら6枚、シナモンスティック1本、お湯適量。
作り方
1.金曜日の深夜、適量のお湯を沸かす。
2.シナモンスティックでかき混ぜながら「サチェロスヴォルグ、ギルプ」ととなえる。
3.煮つまったらバニラビーンズを取り出して残った液体をビンに入れて完成
4.エストニアで見つけた失恋の薬
エストニア、タリンの中世の町にある薬局Raeapteekは、北欧最古の薬局だと言われています。現在でも色々な人が体調が良くないと感じたら、この薬局に薬を求めて訪れてきます。ここで薬が貰いたいために色々な理由をつけてここを訪ねて色々な薬を貰っています。
ここで聞いた話だと昔、失恋の痛みを訴えてきた人がいて、その方のために失恋の薬を作ったのがはじまりだと言われています。
甘いマジパンに、アーモンドが入っています。材料は、秘密だそうです。
惚れ薬も失恋の薬も世界にたくさんの物語があるけれど、自分のは一つだけ。好きな人が好きな香り、色、味も違う。私も違う。全員に効くものは、もちろんない。相手と私を感じて、好きな植物、香りをたくさん入れてみれば、特別な薬ができるかも?
周りを見渡して鼻をきかせて、食事を味わって自分の恋の薬を探してみる日をいつか作ってみてもいいかも???この記事の中に、参考になる情報がありますように。