研ぎ澄まされるの話。

私が私になっていく

前書いたnoteで、最近聴く音楽の話をした。
近頃は、色んな楽器で彩られた曲をよく聴く。

満島ひかりの記事を読んで、Wintergatanも聴くようになった。　

もう戻れない子ども時代を大人が再現したようなサウンドを聴くと、ちょっと特別な宝箱を開けたような気持ちになる。

グロッケンの音を聴くと、ゼンマイで回る踊り子が見える。遠く、遠くに。

だんだん自分の好きが研ぎ澄まされていく。
私が形になっていく。

好きがわかるようになったからか、好きじゃないもわかるようになってきた。
何となく我慢してきたことでも、「嫌だ」と思えるようになった。

歳を重ねるというのは、こういうことなのか。
私がミシミシ変わっていく。
変わっている最中だからか、あちこちが痛い。

新しいものに触れて、手放すものも出てくる。お別れするもの、さよならする人が増えるのは、仕方がないことなのかもしれない。

私がどんどん私になっていく。