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今年一番“断捨離”したのは「大人の物差し」だった

「ちょっと前に年が明けたと思ったら、もう年末!?」この気持ちを、一体何億人が抱いているだろう。

例に漏れず、私もその一人。
一瞬で、2024年は過ぎ去っていく。

2023年11月に娘を出産した私。仕事は育休中だったので、2024年は「0歳の赤ちゃん×イヤイヤ期真っ只中の2歳の息子」を育てることに専念していました。

旦那の仕事が忙しく、平日はワンオペな我が家。

大人一人で、小さいこども二人を見るのは、それはまあ骨が折れる毎日で。

油断するとすぐにキレキレ育児に突入してしまい、その影響で子供もグズり、地獄絵図が繰り広げられるのである。

私はキレたくない。
穏やかに生きたい。
こどもだって、きっとご機嫌に過ごしたいことだろう。

なぜキレてしまうのか、自分を振り返ってみて閃いた。

そうか、「大人の物差し」を、放り捨ててしまえばいいんだと。

……ということで、私の2024年の合言葉は「まあ、いっか」。

大ケガをする、誰かに危害を加える、この2つ以外には「まあいっか、死なないし」の合言葉で、”大人のこだわり”を捨てるようにした。




たとえば、「お風呂にお風呂用ではないおもちゃを持って行きたがる」時。

大人としては、そのおもちゃをお風呂に入れたらどうなるかの結果は分かりきっている。でも子どもからしたら、未体験。

どうなるのかわからないからこそ「やってみたい!」の気持ちがあるんだろう。

キレキレ育児をしないために、
息子の好奇心を満たすために、
平和に楽しく生きるために、
私は「大人の物差し」を断捨離することにした。

そんな我が家の「まあ、いっか」コレクションをどうぞ。

1.ヘアスタイル

二人目は、とっても毛量の多い子で。なので割と早い段階から髪を結んでいた。

すると絶賛「赤ちゃん返り中」かつ「かわいい」が大好きな息子は、”僕もやりたい!”となるのである。

男の子は髪を結んではいけないルールなんてどこにもないし、せっかく結ばせてくれるなら……と、私も一緒になって楽しんだ。

特に個人的芸術点が高かったのは、ダダンダン2号。短い髪をなんとか4つに分けてくくってお団子にして、ダダンダン2号のツノを表現した。

2.絵本サプライズ

なぜか絵本のカバーと中身を変えたがる息子。

最初は「カバーと中身は一緒のにしてね」と言っていたけれど、「まあ自宅の絵本で息子自身が読むものだし、いっか」と、大人の物差しを断捨離。

結果、今では家中“サプライズ絵本”だらけ。

カバーで絵本を選んで中身が違うと、親子揃って目を合わせて「サプラ〜イズ!」と言うのがお決まりになっていて、それはそれで楽しいのである。

3.パジャマ交換


当時生後8ヶ月だった娘と、パジャマの交換を希望する息子。

体格差があるので、パジャマを交換すると、娘はダボっと息子はピッチピチになる。

とはいえ、パジャマなんて風邪を引かない様に“お腹が布に包まれていればOK”なわけで。

今年の夏は、ピンクホットパンツギャルの姿になった息子と、一昔前のラッパー風ファッションに身を包まれた娘とスヤスヤ眠ったのであった。


4.靴下チェンジ


左右で違う靴下を履きたがる息子。最初は「同じのにした方が……」と思ったけれど、別に「同じ」にこだわる理由はないよなと。

毎朝”ご機嫌に保育園にいく”が目標なので、左右それぞれ好きに選んでもらっている。

右にアンパンマン、左にダダンダンを履いた日には、右足と左足で戦わせて楽しむ。右にドクターイエロー、左にこまちを履いた日には、右足と左足でスピード勝負。

靴下一足で物語がどんどんと広がっていく息子を見るのは、なかなかに面白い。

元気に育っていれば、それでいい

きっと子どもたちも、いずれは"大人にとっての当たり前"や"世間の常識"に染まってしまう日がくるんだと思う。

それなら、今この時くらいは、「自由な発想」を「自由に実験」して過ごしてほしい。私も、今しか経験できない“こども目線”に、身を委ねて楽しみたい。

大人の固定概念で、こどもの発想力を潰してしまわないように。

なにより「大人の物差し」を断捨離すると、キレキレ育児をしないですむので、とっても気が楽になるのである。 

2024年、一番多く発言した言葉は「まあいっか」。おかげで、息子も娘も、そして私も、元気に健やかに生きることができました。

育児に多くは求めないこと。元気に育っているのなら、それでいいのだ!

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