Photo by michicusa 囁き 3 伊富魚 2024年11月24日 19:24 燃える緑、掠れた過去の繁る遊歩道で、ただ純粋に、美しいと、いうことができる。失われたらしい原風景を、過去としてではなく現在に閉じながら開かれた地平として味わってよいのだ。今もなお燃え続ける緑が、路端の冷えた枯枝が、中空に広がる決して鮮やかでない黄葉が、ふくらみ、覆い被さり戯れあっている。こんな風景はいつも、ひどい睡気を誘うものだ。 ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #エッセイ #小説 #詩 #散文 3