ゴールは自分しだいってこと
何かを始めると、当たり前のゴールイメージがある。
例えば、
本を読み始めたら、最後まで読む。
資格などを取ろうとすると、合格するまで勉強する。
マラソンに出場したら、完走する。
毎日トレーニングすることにしたら、毎日やり続ける。
・・・。
もちろんゴールイメージ通りできればいいけど、
できないこともある。
っていうより、ゴールイメージ通りいかないことのほうが多いのかもしれない。
ゴールイメージは、勝手なイメージにすぎないし、
そのイメージ通りいかないといけないわけでもないはずなのに、どうしても当たり前のゴールイメージにこだわってしまう。
恩師の方と話していたときに、
オレが110キロウォークの大会に出場している話になった。
「24時間ぐらいかけて、寝ずに歩き続けてものすごく辛いけど、楽しいです。」
と言ったら、その恩師が
「オレも出ようかな。」
っておっしゃった。
その恩師は、ぜんぜんウォーキングとは無縁の方なので、ただの冗談かと思ってたら、本当に出場したいみたい。
なぜかと聞いてみたら、
「最後まで歩かなくていいやろ。はじめのエイドステーション(5kmぐらい)でリタイヤして、ビールでも飲みながらゴールで待ってるわ。」
と言われた。
オレの中では、
110キロウォークに出場=完歩
って勝手に決めてた。
もちろん、ルールにも「完歩を目指しましょう」なんて書いてないから、5kmでリタイアしても問題ない。
その恩師の方のゴールイメージは、「スタートして、少し歩く」ってことだけだった。
オレにはそのような考え方はなかったので、少し戸惑ったけど、気楽になんにでもトライできるようになると思えた。
オレが
「継続」より「トライ」すること
って考えているのは、この恩師の影響もあるんだと思う。
当たり前のゴールイメージより、さまざまなゴールイメージを考えた方が楽しいはず。