生きることの意味。
コロナ禍で増えた突然の訃報。
今回、上島竜兵さんの訃報を朝の情報番組で流れてるのを観たときは、ドッキリか何かと思ったぐらい信じられなかった。
情報番組でもみんなどこの局でも戸惑いを隠せない状態。
視聴者の私たちと同じ状態で、でも情報として伝えなければならない。
「まさか。」
まさか、あの?
いつも元気にニコニコしてたのに?
自らあっちにいくことを選ぶの?
志村けんに怒られてるよ。今ごろ。
衝動的だったかもしれない。
お酒が入ってフワッとしてしまったかもしれない。
思い詰めていたかもしれない。
こうなったら憶測でしか分からないし、憶測であれこれ言うべきことではないと思うけど、何人かの人たちが「きっと彼は人一倍繊細だったんだろう」と書いていたりするのを見て、何となく腑に落ちた感じがした。
自分自身が繊細さんと昨年知って、そこから抑うつ状態になって治療している中で、今まで何度「意外とからだ弱いよね」「普段めちゃくちゃ元気やのにね」と言われてきたことか。
私も分からなかった。
普段はポジティブで積極的にガンガン話にいくし、なんならリーダーシップまで取るのに。
でも繊細さんと知ってから、よく考えたら周りの表情とか環境、声色とかにすごい敏感で勝手にしなくていい不安を抱えてた。
「ああ、言いすぎたかも」
とかずっと家で考えてモヤモヤしたり。
でも基本的には元気でうるさい私として生活してた。
理解はなかなかされないなと思いながら、仕事を休んだ。
幸い代表が理解ある人で助けられたけど。
どこまで他の人は私のことを理解してくれてたんだろう。
たぶんひと握りもいないんだろうな。
とか何とかぼんやり考えることもあったけど、割り切るしかないと思って休職から退職へ踏み切った。
退職して完全に気持ちが晴れたかといえば案外そうでもない。
やっぱり現場への未練もあるし。
でもこころを整えるためには必要な選択だったわけで。
今回の訃報が思ってた以上に自分の中にずっしり重くのしかかった感じです。
いつ自分がこうなってもおかしくないんだよな。
と、ふと思ってはニュースでコメントを観るたびに悲しくなって。
兎にも角にも他人事じゃないなと感じました。