褒めること➕
「できない子」と言われて育った子は
もちろん褒め慣れてないこともありますが
大人の本心だと思ってない子が多いと思います
私も大人になって褒められて伸びる人間だと知りましたが
子どもの頃は描いた絵を母に褒められて「褒められるの好きじゃない。」とスカして言った記憶があります
今日は少し具体的なお話をしたいと思います
小学生のその子は、「できない子」と言われて育ち、「恥ずかしい」を理由に動きにくくなる子でした
褒めると「私はできてない」「言わないで」と否定的な言葉ばかり返ってきました
一度違うアプローチをかけました
食事の際は犬食い、手づかみでぽろぽろこぼすような子でしたが、ある夕食時、きちんとお椀を持ってご飯を食べていました
私はすぐに褒めたいと思いましたが、そうすると恥ずかしくなってやめてしまうので
私はあえて夕飯が終わったあと、その子がテレビを見ている横に座って言いました
「今日、私がすごく嬉しかったことがあるんだけど、なんだと思う?」
その子は
「…私がお皿を持ったこと?」
と一発回答!
私は
その子が、
“大人が自分の頑張りを見て嬉しい気持ちになると認識していること”
がわかって、それが何よりも嬉しくてたまりませんでした
あなたがいてくれることで
あたたが成長することで
“私は嬉しい”
というアイメッセージを伝え続けることを、とても大切にしています
誰かのためにがんばれると、人は成長できます
その誰かが喜んでくれるなら、がんばれます
そのがんばれる源になれていると実感することができたとき、すごく嬉しくなります
よく一時保護所の仕事は達成感がないと言われます
だけど私はそう思ったことはありません
子どもの成長がこんなにすぐに、目に見えてわかるからです
そして人と人の心が通じ合う瞬間を肌で感じられるからです
たくさん褒められる瞬間が見つけられるからです
だからやっぱり、まだこの職場で頑張ってみようと思えました
また1年、不安なことも多いですが、やりきれるようにしたいです。
今年も桜が綺麗に咲いて嬉しいです🌸
ではまた(*˙ᵕ˙ *)
ふみ
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