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生きづらさと共に!NO.70 入院して初めてわかる。まだ、私にはやり残したことがある。

私は、12日突然救急車で運ばれ、急に病人になった。
急性出血性胃潰瘍という病名である。

娘が救急車を呼び、救急隊員の方がとても親切丁寧に接してくださり、土曜の夕方というのもあり、恐らく今の時代というのもあって、なかなか受け入れ先が見つからず、何度も何度も病院に電話をしてくださった。

やっと、6箇所目くらいで、受け入れてくれる病院が見つかった。

一時はどうなることかと思いながら、まな板の上の鯉状態であった。

一度も足を踏み入れたことがない病院に着いた。
救急車で運ばれるってそんなもんだって思うけど…

看護師さんも色々で、でもどの看護師さんも良くしてくださる。
その中でも自分にとって話しやすい、話しにくいは多少ある。

看護師さんは白衣の天使と言うが、正に病人にとって、看護師さんは白衣の天使である。

その中でも、夫の姉も娘も看護師なのだけど、娘の方に雰囲気がよく似ている看護師さんがいて、とても可愛らしく、話し方がとても優しい。
恐らくどの患者さんにもそうなんだろう…
癒し系である。

今日からやっと形のあるお粥が出てきたが、もう、バナナまで食べたらお腹一杯になる。
以前の私なら、これくらいでは多分足りないのだけど、3日も絶食、食べ出してまだ3日目なので、そうなのかも。

病院で、輸血の話が出ると、正直、今まで生きてきたことを振り返り、せめて家に帰らせて下さいと、心の中で願う。

娘のことは特にまだ中1だから心配であり、ここで人生で終わりなら言いたいことがまだたくさんある。
夫にも家族にも友達に知人にも、お礼が言えてない。
色んなことを考えたら、このタイミングでは、まだ人生終わりにしたくないという気持ちがあるし、もしこのタイミングでとなると、心残りがありすぎる。
毎日悔いのないように生きていたつもりだったが、そんなもんだろうし、悲しすぎる。

毎日お仏壇に手を合わせていたが、こんな時も同じ気持ちになり、神様仏様と祈るものだ。

どうしてこの病気になったのか、心理学をほんの少しばかりと、定期的なカウンセリングを受けてきた私だから、何となくわかっていて、娘が悪い訳でも、夫が悪い訳でも、義母が悪い訳でもなく、問題は自分自身にあると私は考えた。

もともと我慢しすぎる性格な為に、随分損してきたのかもしれない。
そもそも、音にもかなり敏感なのだ。
その度にビクッとするのはクセみたいだし…
それが色んなことに実は影響していると考えている。
でも、それが今、色々振り返り、胃潰瘍になった原因は自分自身だということに気づいた。

入院してきて、先日暇すぎて体調も良かった日に、noteで人気のミイコさんが紹介していた『運転者』を随分先延ばして、やっと、Kindleで読んだ。
この本を読んで何故か今の私にぴったりの言葉ではないか、と思ってしっくりきてしまった。

『むしろよかったんじゃないか』

『上機嫌』 

この二つの言葉である。

なるべく、上機嫌でいることと、この入院で、色々なことを考えたが、一緒に暮らしている夫や娘、義母にも凄く迷惑をかけているのは間違いない。それぞれがそれぞれに色々考えていることと思う。
なので、『むしろよかったんじゃないか』と思える。

それは従姉妹にLINEで言われたのだけど、『悪いことではないさ』それを聞いた時、胃潰瘍にはなったが、胃潰瘍になったことによって、自分のどこが悪かったのか、改善していくところはどこかなど考えることができた。

健康についても改めて考え、義母に対しても義母には急にショートステイのロングでお願いすることにはなったが、最近よく食べる義母を見て少し気になっていたので、義母のためにも悪いことではないと良い方に考えることにした。

何もしなくても、ご飯が出て、点滴をしながら、生かされている、この状況は決して当たり前ではなく、ありがたく感謝、この言葉以外に言葉は見つからない。

救急車は、救急病院なので、毎日数回、ここでサイレンが止まっている。

長年生きてきた性格というものはなかなか変えれないものかもしれないが、我慢しすぎる性格も卒業しようと思っている。
もっとわがままを言って良いしこれからは遠慮は少しにしておこうと思う。
そうしないと長く生きれそうもない。

まだ、今まで普通にできていたことが(普通にできるなんてことはないのだけど)できず、自分よりはるか上の腰の曲がった、オシャレな頭のおばちゃまが仕事をしている姿を見て、元気だよなって思い、私も元気にならないとって思っているところです。

今日も最後までお読みいただき、心よりありがとうございます^ ^




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