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相手は鏡、の本当の意味。

先日会った昔からの友人に、

「最近イベントに行っても、本を読んでも、私はもうお客さんじゃないんだ・・・って切なくなる」という話をしました。

その話はこのコラムにも書いたのだけど。

友達はこんな風にコメントしてくれた。

「それは、イベントをやったり、本を作る人が周りに増えて、自分がその立場になったってことだね」「だけど、主催もお客さんも、著者も読者も対等だよ」

「対等」この言葉を聞いた瞬間、プレゼントをもらったと思った。

お客さんじゃない感覚があるから純粋に楽しめなくなるって、ことはある。

それまでの私は、作り手や主催だと、「応援してください」「買ってください」と言えるけど、自由に意見が言えないような気になってたけど・・・

そんなことないんだよね。心の問題だ。

作り手も楽しんでいいし、

参加したくない人、読みたくない人に無理して買ってもらう必要はない。

間にお金のやり取りがあっても、相手は鏡だし、対等だ。

何かを受け取るのも、自分から差し出すのも一緒。

片方が一方的に受け取るではなく、両方実はできる。

例えば、この間下田美咲さんのトークイベントに行ったときに、

「最初からダメな男なんていない、クソ扱いされる女の側が悪い。DV男って言われている人も私には絶対手をあげなかったし、優しかったから」

相手は鏡なんだ。

お客さんや読者、みんなを幸せにしたいなら、私も「応援してくださいね」とお願いしていい。だって対等なのだから。


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