【エクセル】範囲を横方向に検索して一致する値を求めるには(HLOOKUP関数)
こんにちは。いたをです。
2022年のGWも終盤・土曜日の午後です。皆様いかがお過ごしでしょうか。
以前、実務のエクセル作業で頻出の関数として、データを検索・抽出する関数であるVLOOKUP関数をご紹介しました。皆様覚えてましたでしょうか?
VLOOKUP関数を一言でいうと、
別の表からデータを引っ張ってきたいときに使う関数
でしたね。
VLOOKUP関数は、表を縦方向に検索して特定のデータに対応する値を取り出します[VLOOKUP(ブイ・ルックアップ)とは、垂直(Vertical)方向に検索(Look Up)するという意味]。
商品IDから商品の単価を取り出したり、顧客名から住所を取り出したりなど、よく行う処理をVLOOKUP関数で実行できるんでしたね。
それでは、範囲を横方向に検索して一致する値を求めたいときはどうすればいいでしょうか?
例えばこのような表があったとしますよ。
もちろん縦方向には検索できませんね。
横方向に検索したければHLOOKUP関数がありますッ!
表を横方向に検索して指定した範囲の中から検索条件に一致するデータを引っ張ってくる関数としてはHLOOKUP関数があります。HLOOKUP関数の「H」は横方向(horizontal)を意味します。
横方法(列方向)にデータが入力された表から値を取得することができます。HLOOKUP関数の引数は、VLOOKUP関数の指定方法とほぼ同じです。
検索方法のところで、FALSEを指定すると、[検索値]に一致する値のみを検索します。またTRUEを指定(または省略)すると、[検索値]に一致する値を検索します。ただし一致する値がないときには、[検索値]未満の最大値を検索します。
サンプル表をもとにHLOOKUP関数の使い方を見てみましょう
それではサンプルの表をつかってHLOOKUP関数の使い方を見てみることにしましょう。
注文票の「品番」を入力すると自動的に[品名]と[単価]が注文票に対応できるようにします。「範囲」で指定する別表のセル範囲は、コピーしてもずれないように、絶対参照にしておく必要がありますね。
「行番号」を「2」にすると2行目にある品名を転記でき、「3」にすると3行目の単価を転記できます。
あとは、数量と金額、合計に計算式を組み込めばいいですね。
合計のところはSUM関数を使えばいいでしょう。
身長にに応じたサイズをを表示する
HLOOKUP関数の検索方法に「TRUE」を指定すると「~以上~未満」という検索が可能になります。
ただし、正しい値を取得するためには、表の上端行の値は昇順に並べ替えておく必要があります。
次のようなサンプル表で、身長に応じたサイズを検索する場合はHLOOKUP関数の検索方法に「TRUE」を指定します。最も近い身長に対応するサイズ分けの値が表示されますよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
VLOOKUP関数は、検索する値が列方向(縦)に並んでいる場合に使用しますが、今回紹介したHLOOKUP関数は検索する値が行方向(横)に並んでいる場合に使用します。
参照する範囲(一覧表やマスター)の向きに合わせて使い分けをするということを覚えておきましょう。
それではまた
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