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あなたの常識は、相手の非常識

おはようございます。こんにちは。いたをです。

以前、「愛されICT講師への途…」というタイトルで、3つの「あ」が、講座スタート時には大切ですよ、という記事を書きました。覚えていらっしゃいます? 今回はその2回めの位置づけだったりもします。

(▲ 良かったらこちらも是非どうぞ)

おかわりが欲しい!と言ってもらえるくらいがちょうどよい

プレゼンの場面、一所懸命作った資料なのに「何が言いたかったのかよくわからなかった」「情報が多すぎてお腹いっぱい!」なんて言われたことはないでしょうか。

ついつい「自分が知っていることは全て伝えなければ…」と思ってしまう人は多いです。でも、ちょっと待ってください。あなたにとっては常識的なことでも、相手にとってはボリュームが多かったり、専門的すぎて理解が出来ないことなのかもしれません。

わかりやすく例えると、ちょっと軽く食事をしたくて立ち寄ったレストラン。ところが目の前に出てきたのはフルコースのディナー。間違いなく「引きます」よね。

私達は結構、「相手も喜んでくれるだろう」大盤振る舞いのプレゼンを作ってしまいがちです。ちょっと立ち止まって相手の立場に立って考えてみることが大切です。

(情報の)おかわりが欲しい!と言ってもらえるくらいがちょうどよいボリュームと考えましょう。

かつて、私がIT講習会の講師をしていた時代には、「簡単そう」「面倒じゃなさそう」を一つのポイントとして大胆にテキストの内容をカットしたり(逆に付け加えたり)、順番を変えたりして教えていました。

受講生のみなさんが消化できる分量で、「〇〇はどうするの…?」とおかわり質問が出やすい環境を作っていました。もちろんおかわりが出ることは承知の上です。ちゃんと腹八分目にして喜んで帰途についていただくのが講師の喜びにも繋がります。

例え上手になろう

最近は仕事も細分化、専門性が増してきています。金融の知識でもITの知識でも、知っている人と知らない人の間には大きな差があることも知っておきましょう。"私の常識"は、"相手にとっては非常識"だと認識したいものです。

私が参考にしたいのは、ちょっと古いですが「池上彰の『週間こどもニュース』」(今なら池上スペシャルか?)。

内容についての賛否はここでは横に置いて、大事なことは"難しいこと"を"子供にもわかるように簡単に、翻訳して"伝えるテクニックが必要だということです。

相手が同程度の知識を持っている場合をのぞいて、資料は、カタカナや専門用語を極力控え、容易な言葉で説明したいものです。すなわち「例え上手」になろう、ということになります(先程のレストランの例えも!)。

ついつい見てしまうYoutube

Youtubeをよく見ます。WordやExcelの便利なテクニック、ビジネスのヒントをアップしている動画は非常に参考になりますね。10分程度の時間に1から2テーマでわかりやすく伝えてくれるし、自分で再現してみて、上手くいかなければ何度でも繰り返し見返すことが出来る。これは強いですね。

逆に「何故強いのか」と考えると、短い時間の中で消化できる量を、わかりやすく語っているからってこと。ライブストリーミング(例えると生放送ってところかな)が、今後どんどん出てくると、今日これまで書いてきた、プレゼンや資料作りのテクニックは、重要さを増してきそうです。

今日はプレゼンや、資料作りの場面で心がけたいことについて書いてみました。


それでは、また。

(今日は過去記事も少しだけご紹介します)


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