失敗してきたことに感謝をされる

今日は急な連絡が3件あった。ひとつは子育て中のキレキレなママさんからこれからの地域の教育についてのプロジェクトをどう進めたらいいのかっていう相談事。すぐにでもっていうテンションだから、すぐ話ができた。

もうひとつは大学の同級生からだったが、なんだかいつもモヤモヤしているオモシロさんで、今回は就職に悩んで連絡をしてきた。

もうひとりは、弟みたいな傷つきやすい繊細な若者だが、なんだか色恋沙汰でしくじったので話を聞いてほしいとのことで、明日よかったら時間をなんていうので、今でも聞けるよってすぐ連絡をした。


最初の相談事は、相性の問題。誰が悪いって話ではなく、それぞれがそれぞれの正義に燃えて生きるとき、どうしたって衝突が起こることってあるんだなあってことを伝えた。それがとても納得感があったみたいで、それならばちゃんと気持ちよく関われるようにしていこうと決断できたみたい。

人はどうしても、うまく関わりたい、できれば穏便に済ませたい、できればみんなで仲良くしたいと誰しもが思っているもの。だけどそうはいかないことだってあるし、そうしたいと思っていても、相手方の都合もあって、そうできないことがどうしても出てくることがある。悲しいことだけれど。


そうあることが事実としたとき、それでもやはり争いが生まれる火種を生む必要はなく、またお互いに幸せな暮らしをしたいし、つくりたいだけなのだということを理解して尊重しあえることが大事だと思う。本当は誰も、誰かを傷つけたいとは思っていないけれど、ボタンの掛け違いひとつで、相手を徹底的に叩きのめさなくちゃいけない時も生まれてしまうことも事実だ。

できればそうならないようにするために、方法は違えと、上り方は違えど、この世界を平和にしたい、この世界にあるものごとが幸せになりますようにと願う仲間の一人でしかないってことと、そうであることを誇りに思って、相手を大切な存在だと思っていることを伝えることはできればいいなと思って伝えた。できれば、そう関わりたいと感じてくれたみたいでよかった。


二つ目のほうはまあ別にどうってこともなく、聞いてればなんか、就職先にどうもピンと来ないって話だ。その子は感性が服を着て歩いているような人間なので、その子がピンとこないなら、残念ながら、それはない、ものだ。

ただ本人としては判断がつかないので、客観的にはどうか、常識的にはどうかという確認をしたいわけだが、そもそも常識的にどうかなんて話が通用するやつでもないのに、常識をいつも気にしては苦しんでいる。常識に適応をしやすいなら、そもそもそこまで苦しんで生きておるまい、今さら(笑い)


そもそもやなー、常識的に生きてたらこんな風に生きてへんのやし、それでなんとかやっとるやん、こっちだって。悩むこともあるけど、それでも自分を社会適応させる術が常識的なやり方では間に合わないんだから、もうほかのやり方やってしくかあるまいーってそうして生きているわけだよ。と。

というわけで、一笑しつつもまじめに話を聞いて、僕なりに思う正直な気持ちを伝えておいた。安心したようであった。

もしかするとそのうち丹波に引っ越してくるかもね。ほほほ。


さて、弟のような若者であるが。超絶プライベートな話なのでまったく内容に触れることはできないが、相手のために時間を割いていたつもりが、距離感を間違えてひどく傷つけてしまった、という話だ。あるって、そんなの。

それがまた、自分は最低な奴だということで、いろいろと世話になっている人たちに顔向けできないと自己嫌悪し、僕にも連絡すらできないやーって、自分で自分を追い込んでいたということだが、聞いてみれば「そんなもん、生きてるんやからあるわ。例えば。。。」みたいなことで、失敗した話と、それから学んだ話を伝えてみたところ元気になった。感謝をされた。


どれもが今日だったというのは何のご縁だろうかと思うが、こっちも最近は完全にメタモルフォーゼ(変態)時期を迎えておるがゆえに、もうひたすら自分の過去と向き合いながら、あれがこれになって、こうなってんのかよ、うぁぁぁぁ。。。ってなっていて、他人のことを励ましている場合なのかと思うけど、いや、こういう時こそそんな時間がありがたいんだなー。

前にも書いたことあるけど、しんどいときこそ励ますという野球部のときの学びはいつも活かされているのだ。なぜか吐きそうなときにも、周りでふらふらになっているメンバーに「元気出そうぜ!!」っていうと、こっちだってフラフラで死ねるくらいなのにちょっとだけ元気が出てくるのが不思議。

人間は励ましの言葉をかけると、口に一番近い脳みそ、つまり自分の脳みそにそれを届けることができるので、なんかポジティブな気持ちになるらしいという話をどっかで聞いたけど、どこで聞いたかは知らない。確かめない。


自分が情けない話を、素直に聞いてほしいと言ってもらえることは、単純に励ましになるなと思った。こんな風に話を聞いてほしいって言ってくれるんだなー、この人たちは、と。ありがたい話でしかないと思う。情けない自分に向き合い続けているときこそ、こういう機会をもらえるからね、不思議。


ほんま感謝するのはこっちのほうやで。
必要としてくれてありがとう。

急に読者の方からサポートもらえてマジで感動しました。競馬で買った時とか、人にやさしくしたいときやされたいとき、自暴自棄な時とか、ときどきサポートください。古民家の企画費用にするか、ぼくがノートで応援する人に支援するようにします。