【TGS2024立ち回り総括】 最初に9〜11ホール側(インディゲームエリア)に行くことのメリット・デメリットについて
この記事では、僕が今年の東京ゲームショウ(TGS2024)で採用した立ち回り方を総括します。
僕は昨年(2023年)にTGSに初めて参加し、その時に「何を重視すべきか、そして何を諦めるべきか」ということに関して、ある結論を得ました。
詳しくは上の記事に書いたのですが、短く言うと「少し待てば好きなだけ遊べる大手タイトルの試遊に労力を消耗するのではなく、まだ見ぬインディゲームにできるだけたくさん触れた方が良い」ということです。
なので今年(2024年)は、メイン会場がある1〜8ホール側ではなく、インディゲームエリアがある9〜11ホール側の入口から入場することにしました。
この記事では、その戦略のメリットとデメリットの両方を整理し、総括します。
メリット 〜インディゲーム盛りだくさん〜
メリットはなんといっても、朝イチの人の少ない時間帯にインディゲームエリアを好きなだけ回ることができ、様々なタイトルを心ゆくまで試遊できることです。
9〜11エリアから入場する人はそれほど多くなかったので(それでも大勢いましたが)、入場直後のホールは比較的広々としていました。
(もっと言うと、開場時間が30分繰り上がったため、ホール内はまだ準備が完了しておらず、朝ごはんを食べている最中の開発者の方が何人もいました 笑)
そんな状況でしたので、どの開発者の方も丁寧に応対してくださり、ゲームを試遊するだけでなく、楽しい交流の時間を持つことができました。
『タマゴクエスト』の開発者の方とは、僕の拙い英会話力で会話を楽しみながら試遊をして、最後にはチョコレートクッキーまでいただきました 笑
『空と海の伝説』では、例によって謎解きが苦手な僕がなんでもない箇所で詰まってしまったところ、開発者の方直々に解法を教えていただくという栄誉を得ました。
『SKY THE SCRAPER』は操作感が気持ちよくて、「発売されたら購入したい」と思えたタイトルでした。そんなふうに感じながら会場を歩いていたら、偶然、本作の開発者の方に名刺をいただきました。「ウィッシュリストに入れました!」とお伝えしたら、とても喜んでおられました。
他にも、以前から楽しみにしている『Coffee Talk Tokyo』は期待に違わぬ出来になりそうだということを実感できましたし、「講談社ゲームクリエイターズラボ」のブースは、ブース全体の造りも含めてとてもクールでした。
このように、朝の比較的人の少ない時間帯にインディゲームエリアを心ゆくまで回ることができ、面白そうなゲームにたくさん出会えました。おかげで、Steamの僕のウィッシュリストがずいぶん充実しました。
事前の期待に違わぬ収穫が得られたこと、それが何よりのメリットでした。
デメリット 〜「AAAタイトルの試遊全捨て」の他にも意外なデメリットが…?〜
今回の戦略をとったことによって、もちろんデメリットもありました。あらかじめ予想していたものもあれば、予想外だったものもありました。
予想していた(つまり、受け入れていた)のは、「大手AAAタイトル(今回の場合だと『モンスターハンターワイルズ』とか)の試遊を全捨てすることになる」ことです。また、10時から行われた『DEATH STRANDING 2: ON THE BEACH』のステージイベントも諦めました。
では、予想外だったデメリットですが、それは「肩掛けできる大きなショッパーを手に入れるのに苦労した」ことでした。
9〜11ホール側のインディゲームエリアでは、チラシや名刺などはいろんなブースで渡してくれました。ただ、肩掛けできてそれらをポイポイ放り込んでおけるような大きなショッパーを渡してくれるブースは(当たり前ですが)皆無でした。そのため、手持ちのチラシが溜まるたびにリュックサックに移し替える、という手間がかかった上、だんだんリュックサックがパンパンになってきてしまいました。
その後、僕は11時半ごろに1〜8ホール側に移動したのですが、その時には各ブースでのショッパーの配布はあらかた終わっており、なかなか手に入れることができませんでした。あちこち回って、ようやくSNKのショッパーを手に入れた時は、心底ホッとしました。
また、どうしても「お祭り感」が薄れてしまうのもデメリットだったかもしれません。超大型の広告が掲出されている1〜8ホール側入り口とは違い、9〜11ホール側の入り口は地味なものでしたし、一つ一つのブースもこじんまりとしていました。そのため「イベント」として楽しむのであれば、やはり1〜8ホール側から入場すべきなのかなあと感じました。
でもまあ、目立ったデメリットと言えばそのくらいで、1〜8ホール側も満喫することができました。「架け橋ゲームズ」など、1〜8ホール側のインディレーベルでは試遊を楽しみましたし、試遊するプレイヤーの肩越しに、PS5 Proで動作する『ファイナルファンタジー VII リバース』の映像美を堪能することもできました。
総じて満足度は高かったです。
総括
本記事では、僕のTGS2024総括として、今回僕が採用した立ち回り方のメリット・デメリットをまとめました。
個人的には、事前の期待に違わぬ収穫が得られたので、満足度は高かったです。ただ一方で、「ショッパーを手に入れづらい」「イベント感が薄い」といったところでデメリットを感じました。
今回の経験をフィードバッグして、来年の立ち回り方を考えようと思います。
TGS、楽しかったです!!!
2024.10.3
Itaru Otomaru