水葬と輪廻と火葬
ほ……『豊饒の海』じゃん…………
知らんかった……
透が自殺未遂したのも、それで……(彼が解脱するかは不明だが)
葬送の物語、なんだろうなあということはなんとなく感じていたけど。
火葬と水葬の対比は最近気づいた。
日露戦争の兵士たちから始まり、夕焼≒芸術。敗戦。本多の屋敷。焼かれるものたち。日本で火葬が本格的になったのは、明治以後だ。
対して、清顕、勲、ジン・ジャンは水葬されるべき最期。ちなみにタイでは火葬が一般的(物語内の現実でも、遺体は火葬されたのだろう)。
あの犬は、水に浮いて死んでいる。(土葬される)
近代日本は火葬され、転生者(たち)は水葬される。そしてベナレスは火葬と水葬が混然一体となった場所だ。
などと、これとは違うことを調べ考えていたら連想した。そっちもそのうち書きます。
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