畑にネギが突き刺さっていた。
近所を散歩していると、畑に整形されたネギが突き刺さっていた。
あまりにも違和感のある光景。
何のために突き刺さっているのか理由を調べてた。
おばんです。
イタリーさとうです。
今日はここ数日間、頭の中を埋め尽くしたネギについて。
撮影したのは2週間前。
近所を散歩している途中でこのネギ畑を見つけた。
写真を整理しているうちにそういえば...と思いTwitterに投稿。
だって何かおかしくない!?!?!?
・画像を投稿後のTwitter
この投稿をしたあと、Twitterでもかなりの反応があり、多くの方から感想や考察をもらいました。
いつものフォロワーさんからは...
いじりとちょうどいい大喜利。笑
本当はずっとこっちをやっていたいけれど、それ以上に今回のネギは謎を解き明かしたい!!
他にもいろいろ調べてくださったり、Twitterの即効性の素晴らしさを味わう。
しかし、どれをみても完璧に一致しているものはなく、もっともらしいけれど確証がない状態。
Facebookでも投稿してみると...。
お米農家の方からは「違和感しかない!」と。
いつの間にかアブダビへ留学していた知人は自身の経験から、「曲がりネギ」の可能性を。
私も可能性のひとつとして「曲がりネギ」を考えていました。
栽培時に曲げていく工程があり、その可能性はないか?と。
メディアテークがアーカイブしてくださっている曲がりネギの教材を真面目に視聴したり。
んーでもやっぱりこの可能性は薄いなーと、あらゆる情報を仕入れては精査していく作業。
翌日。
Katharineさんが宮城県内で似たようなネギ畑を見つけ、お爺さんに聞いてくださったとの報告が!
これがまず間違いなく答えなんでしょう!
他の方の意見・考察にもあったように、「植え替え」という作業のようです。
端的にいうと、収穫したネギの根っこをほどいて再度植えることで、新しい芽を生やして増やすという作業。
しかし答えがわかったといってそこがゴールではなかった。
ここまでくるともう一度見に行って確かめたいという気持ちが強くなった。
畑は近所なので散歩ついでに見に行った。
すくすくと成長していた。
それはいいが、最初に見た違和感はほとんどない。
これくらいのネギ畑ならば特別驚かない。
つまりは「植え替え」時期の問題だった。
植え替えてからまもない時期であったからこそ、整形され乾燥もしていないネギが異様に見えたのだ。
なるほど、見かけたタイミングが珍しかったのだな、と思いながら歩いていると
すぐ隣にもうひとつ別なネギ畑があった。
こちらは植え替えてまだまもない感じがする。
畑にお婆さんがいたので、お互いの距離感を思いやりながら話しを聞いてみた。
「これはね、植え替えしてんの。」
「いっぱい貰ったからねぇ〜、今年から植えてみたのさ。」
そう語るお婆さん。
知り合いから分けてもらった大量のネギを植え替えて、育てることにしたそうだ。
植え替え1年目。
収穫が楽しみですね、と伝えると。
「秋ごろには育って増えるから、そしたらあげるから(笑)」
と言ってくれた。
収穫時にはぜひ甘えさせてもらおう。
お婆さんのオススメの食べ方は鍋だそうだ。
最初見た畑に戻ると、お爺さんが出て休憩していた。
「こんにちは〜」と挨拶し、ネギ畑について尋ねた。
「うん、植え替えてんの。いっぱいなっからさ。」
おじいさんはとても気さくな方で植え替えのことなどたくさん話し、写真を撮らせてくれた。
「根っこから生えてたくさんとれっから」
また、植え替えしたり、次の種をとることでシーズンを通してサイクルを作っているらしい。
お爺さんは退職後に家庭菜園を始めて、野菜を作って楽しんでいるとのこと。
これからの時期はナス、きゅうりなどを育て、息子が帰ってきたときに喜んでもらえるように枝豆も育てているそうだ。
(表の畑で育てている)ネギもあんなにあったら食べきれないんじゃないですか!?
「そうだね、あれはうちの(畑)じゃないから。」
この畑はまた別な人のものだった。笑
帰り道。
ネギ畑のひとつにこの状態のものがあった。
植え替えすることでこのように多数のネギが育つということでしょうね。
と、いうわけで、私が見たネギ栽培の違和感は
「植え替えしてからまもない状態」でした。
Twitterで情報や考えをくださったみなさま、ありがとうございました。