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日々の機微

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誰の役にも立たないが少し可笑しい、日々出会ったものと思ってしまったことを綴るエッセイ。
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#仙台

見つけた瞬間に思ってしまったこと

見つけた瞬間に思ってしまったこと

≪日々の機微 vol.6≫

あ、肉離れだ

一緒にいた友人にそう呟き、私は肉離れの元へ向かっていった。
友人が乾いた笑いをしたような気がしたが、興奮を抑えられぬまま衝動的にこの1枚を残した。

見つけた瞬間に言葉も同時に出てくることがある。

気づきとも言えるし、ツッコミとも言えるかもしれない。
世界にこんな面白い状況が文字通り転がっているだけでその日一日何とも言えぬ幸福感に包まれることがある。

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「反り」の代表例

「反り」の代表例

≪日々の機微 vol.5≫

未だに「反り」を見ると真っ先に小田和正のあのジャケット写真を思い浮かべる。
私の世代的にはイナバウワーがマスの「反り」だろうが、小田和正まで遡ってしまうのだ。

そんなことを思いながら、では現代において最新の「反り」はなんだろうか。
小田和正は1991年、荒川静香が2006年。
15年に一度のペースで世間に知れ渡る反りが生まれているとすれば、すでに最新の反りがアップデ

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幸せは勝手にこぼれ落ち、そして勝手に…

幸せは勝手にこぼれ落ち、そして勝手に…

≪日々の機微 vol.3≫

"幸"せがない。
たまたま"幸"が抜け落ちたことは不幸とも言えるが、そんな状況に出会った私にとっては物凄く幸運なことだった。

当事者にとっては悲劇だが、全ての状況を俯瞰して観ている観客にとっては喜劇になることはコメディにおいて当たり前に起こっている事象だが、まさにこの状況も引いた目線で見ると、ふふふと思わずにはいられない喜劇的な瞬間であった。

もちろん、当事者とし

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