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パレルモでしか味わえないパスタ3選

様々な文化が交差した歴史をもつシチリア島は食の宝庫!
一言に『シチリア料理』といってもパレルモやカターニャなど島内でもその地域地域でガラリと違うお料理があります。

ガイドブックでよく紹介されている『シチリア料理』はウニのパスタ、イワシのパスタなど何故かシーフード系が多ですが、これは海=魚というイメージやツーリストが入りやすいレストランのメニューにあるという理由なんでしょうね。

でも実は地元の人達、魚よりお肉を食べる回数のほうが多いんです。
そこで今回はレストランではなく地元の人達が集うパレルモの食堂で食べられる「庶民の味」を3つ紹介したいと思います


パスタ アラ グラッサ (Pasta alla Grassa)

個人的にも大好きな一押しパスタ!

パレルモの大衆食堂メニューの中で個人的にダントツ1位の大好きなパスタです。ジャガイモとお肉を煮込んだソースがパスタにかかっていて、肉じゃが+ごはんの代わりにパスタを使った牛丼?みたいな感覚です。
ほどよく煮崩れてクリーム状になったじゃがいもとお肉の旨味がパスタに絡んで、絶妙な味わい!
他のイタリア情報サイトにもこのパスタの魅力を書いて紹介しているくらい私が大好きなパスタです↓

アネレッティー・アル・フォルノ(Anelletti al forno)

お弁当やピクニックにも人気のリングパスタ

アネレッティーは「小さな指輪」という意味。小さなリング状のパスタの形が由来です。
ひき肉、グローブ、ニンジン、グリンピース、ペコリーノチーズ、バジルなどをトマトソースで煮込んだソースに絡めるのが典型的なんですが、
ハムやモッツアレッラチーズ、それに茹でタマゴのスライスを加えてオーブンで焼いて食べることが多いです。冷めても美味しいのでピクニックやお弁当にも利用されパレルモっ子も大好きなパスタです。夏にはビーチでこのパスタを食べながら海水浴を楽しむ家族もよく見かけます。

パスタ・アイ・テネヌーミ (Pasta ai tenerumi)

アツアツパスタはパレルモ夏の風物詩

テネルーミは、この地方にある長~いズッキーニ。ナポリ風ズッキーニと呼ばれる種類で長いものでは全長1mくらいのものもあります。
ズッキーニを葉っぱごとニンニクやトマト、パスタと茹でたミネストラ(ごちゃまぜな野菜スープ)風パスタです。

通常、ミネストラは冬の定番なんですが、このズッキーニが市場に出回る真夏に食べられる唯一例外の「夏ミネストラ」です。
消化もよく、ズッキーニのほんのりした苦味が特徴の後味とガーリックがきいたスープがマッチして、食欲湧かないシチリアの暑い夏に、汗だくになりながらモリモリ食べたい一品です。

まだまだ他にもいろいろあるのですが、それはまた別の機会にご紹介させていただきたいと思います

これらのパスタが食べられる大衆食堂は通常ランチのみの営業、予約不可で日曜は定休日というのが多いですが、もし立ち寄ったレストランのメニューにこれらのパスタがあれば是非トライしてみてください。シチリア料理の裏メニュー的な味が発見できること間違えありません !(^^)!

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