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【アルバニア】現地で味見してほしい食べ物3つ紹介

日本からの旅行者は少ないアルバニアですが、それでもバックパッカーの方達を中心とした旅行記などを目にするようになりました。

そもそも情報が少ないので、旅行記の多くがどうしても「アルバニア行ってきました~」となってしまいますよね。食事もパスタやケバブなどでアルバニアの『濃さ』が伝わってないような…。

短期間の旅だから深く掘り下げるのは無理としても(そこまでする必要もないだろうし笑)、せめてアルバニアの典型的な食べ物だけでも味わって欲しいなあと思ってしまう私。比較的安価(もともと物価は安めですが)なアルバニアの食べ物に焦点をおいた3つを紹介させていただきます。

1.ビュレック (Byrek)

家庭で焼かれたビュレック

アルバニアのソウルフードと言っても過言でないくらいの国民的フード。チーズやほうれん草等が入ったパイです。朝食からおやつ、夕食までいつでもどこでも食べられています。おばあちゃんがいる家や田舎では家で作られ、それぞれの家庭の味でもあります。

値段は1つ80~100レク(80~100円)くらい。これとヨーグルトドリンク『 ダル(Dhalle)』が現地の人達の定番セット。ドリンク買っても日本円で300円くらいでお腹いっぱいになります。 街頭のパン屋さん、バスステーション近くに多くのお店があり購入できます。

2.ピラフとヨーグルト

ピラフは主食というより付け合わせ

ジィエルトール(Gjeltor)と呼ばれる大衆食堂の定番のひとつ。
私達の想像するピラフと違って、何も入ってません。お水とブイヨン(肉汁)、バターで炊いた『ただのご飯』ですが、お米の国から来た私達には懐かしい味に感じるかもしれません。

ピラフは(もちろんこれだけ頼んでも文句言われませんが)何か他のお料理と一緒に注文することが多いです。ジィエルトールではテーブルに着くとパンが出てきますので、付け合わせみたいな感じですね。

スープと一緒に注文する人も多いですが、ここでお勧めしたいのがヨーグルト! ピラフにヨーグルトをかけて食べるのも現地流なんです。

羊乳の自家製ヨーグルトはちょっとクセがあるけど牛乳使用よりも濃厚で美味

食堂のヨーグルトの多くが自家製でギリシャヨーグルトのようにねっとりとした濃厚な味わいです。ミルク系をご飯にかけるのは抵抗ある人もいるかもしれませんが、一度ハマるとクセになる味です。かくいう私も大好きなマリアージュのひとつ。さらにチャレンジしたい方は羊乳のヨーグルトをお勧めします。ベタな地元の食堂、路線バスで休憩するドライブインなどで食べられます。値段は場所によって違いますが、ピラフとヨーグルトで400円くらいでしょう。

3.スープ類

出汁がしっかりして濃厚で満足感得られるスープが多い

アルバニアで必ず食べられるのがサラダとスープ。家庭、食堂、レストラン全で共通の食べ物です。超一般的なので、場所によって様々なスープがありますが、どこにでもあるのはチキンスープ(supë me pule)と野菜スープ(supë me perime)。必ず運ばれてくるパンをスープに浸して食べるのが現地流です。スープの出汁を含んだパンで美味しくお腹一杯になることでしょう。値段はスープの種類によっても違いますが、安食堂では400円くらいからあると思います。ただ、みんな猫舌なのでアツアツは期待しないでくださいね 笑笑

他にも色々お勧めはあるのですが、今回は値段もお手頃で注文しやすいものを選んでみました。

こういったアルバニアの地元フードが見つかるお店は現地の人の足である駅やバスターミナルの近くに多いです。

アルバニア人は個人個人が食べたい時に食べたいものを食べるので、食堂でも1品だけ注文するのは決して失礼ではありませんし、嫌な顔されることもありません。朝から夜まで休みなくオープンしている所も多いので、アルバニア旅行中、せめて1度はケバブやサンドイッチの代わりにこんな庶民フードを試してみるのはいかがでしょう?


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