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Photo by
nekoninaritai123
春分の日
さて、春分の日。
この日だけは移動させずに「春分」でお休みにしてるの、いいですよね。
イタリアではとくに祝日と言うわけではありません。
でも、カトリック的には重要な復活祭の日を決めるための基準の日です。
「春分のあと最初の満月のあとに来る日曜日」
これがキリストの復活を祝うパスクワの祝日に設定されてます。
なのでパスクワの日は毎年変わる、移動祝祭日なんです。
というわけで今年2023年は
春分 3月21日
満月 4月6日
パスクワ 4月9日(日)
というカレンダーになってます。
それぐらいの位置づけなので「春分」という言葉さえすぐには出て来ない単語のようです。
Equinozio di Primaveraエクイノツィオ・ディ・プリマヴェーラで春分。
秋分はEquinozio di Autunnoエクイノツィオ・ディ・アウトゥンノ。
この日を知りたいがためにイタリアでは昔から天体観測をしていたのでしょうねぇ。
たとえばナポリにある考古学博物館に残された床。
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1600年代に造られたものだそうです。
建物の隅に小さな穴が開いていて、そこから太陽の光が射しこみ、床の上を照らすのです。
その光の射す場所の移動によって天体の動きを知る、というシステムらしい。
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