鎌倉山の今はなき古民家
この間更地になっちゃったから書いてもいいかなあ?
ちょっとの間だけお仕事をしてた豪邸。
離れになってる茶室もあって、門構えもすばらしいとこだった。
でもね、出るのよw(お約束)
住んでる方曰く精神的に強い人じゃ無いと土地に当てられる…と
そもそも言われる鎌倉山に、アンティークが好きな女将が揃えたものの数々。
さらに茶室の露地脇に東京大空襲をくぐり抜けた石燈籠。
露地ってただでさえ此方と彼方のバランスが悪い所に、この石燈籠、なんか入ってる。帰りたいって。
元々のオーナーさんらしきおばあちゃまはサンルームから見える景色が好きなのってニコニコとしている(実態はない)けど、
アンティークたちにもやっぱりなんか憑いてる。
そんなこともあって、一部のお部屋以外、空気が澱んでる。
それ以外に夕暮れと共に何かがやってくる。
仕事の仕込みで深夜キッチンに立っていると蠢く黒い影。
私以外誰もいないはずなのに。暖簾も風も無いのに靡いてる。
トイレの蓋が誰もいないのに開閉してる。
極め付けは、アルソックが反応した…
いつも黒い影が通る廊下にあるセンサーが反応して、
念のため機械の交換してた。
まぁ、見えないものより怖かったのは
毎日片付けても出てくるネズミのフンだったのはナイショって事で。
気配を感じて見ると長い尻尾が冷蔵庫の下から見えたり(恐怖)
一度ゴミ箱の底にいるカヤネズミを見て、
うちで飼ってるハムスターみたいに可愛いけどあまりの凶暴さにビビったり
(あぁ、ウチのハムスター、触れるのってイイナ)
お仕事をさせて頂いたことは感謝しているけど、
正直お化け屋敷。ウチの実家より若干タチ悪い。
今は解体して造成中だけど…
日当たりも良くてバス停も目の前だけど。
土地のモノ…大丈夫かな?
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