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「お肉を食べない」という選択肢があります

お肉を食べないと元気が出ない?

「お肉を食べないと元気が出ないよ?」
これは僕がお肉を食べなくなってから、何度も言われてきた言葉です。

皆さんの中にも、そういったイメージをなんとなく持っている方が多いのではないでしょうか?

しかし、9年間、お肉を食べない生活をしている僕としては、このイメージは事実とは異なると思っています。(詳しくは前回の記事「世界ではベジタリアンが増えている」を読んでみてくださいね。

なぜなら僕は毎日元気に生活しています!

ただ、これはあくまでも僕の体感でしかないので、「栄養」という観点から「お肉を食べないということ」について考えてみようと思います。


お肉でしか摂れない栄養素!?

「お肉の栄養」と聞くと、まず思い浮ぶのはタンパク質ではないでしょうか。

最近はそこかしこでプロテインが売られていて、特に注目されている栄養素となっています。三大栄養素の一つなので、もちろん人体にとって非常に重要なものです。

お肉を食べることでタンパク質を効率よく摂取できるのは事実です。

しかし、お肉以外でもタンパク質は摂取可能です!

『植物性タンパク質が含まれる食品を紹介。野菜など大豆以外の食品も紹介!』森永製菓

森永製菓HPより

プロテイン売り場にも、大豆から作られたソイプロテインが並んでいます。大豆は「畑のお肉」と言われるように、タンパク質が豊富な植物性食品の代表です。

他にも、穀物、豆類、ナッツ等はタンパク質の含有量が多く、これらをバランスよく食べることでタンパク質をしっかり摂取することができます。

ヴィーガンでなければ、卵や乳製品、魚からも摂取可能です。

そして、タンパク質以外の栄養素も植物性食品から摂取可能とされています。

『ヴィーガンは栄養失調になるの?栄養不足の対処法を解説!』

Ain Soph. HPより 

お肉を食べないアスリート

お肉を食べずとも十分に栄養が摂れることを確認できたところで、今度は

「お肉を食べないと元気が出ない」

というイメージを覆していきたいと思います(笑)。

なんと、一流のアスリートにもベジタリアンがいるのです!

リオネル・メッシ(サッカー)、ルイス・ハミルトン(F1レーサー)、ヴィーナス・ウィリアムズ(テニス)、ノバク・ジョコビッチ(テニス)…

スポーツにあまり詳しくない方でも聞いたことがあるような、そうそうたるメンバーが揃っていますよね。彼らはベジタリアンだったと言われています。

カール・ルイス(陸上)は限定的なベジタリアンだったようですが、かつて「ヴィーガンになってアスリートとして最高の年を迎えた」と語っていたそうです。

『スポーツ界でヴィーガンが増えている5つの理由』

Forbes JAPAN HPより

この他にも、ボディビルや格闘技で活躍している筋肉隆々のアスリートもいます。

スポーツと菜食の関係について深く知りたい方は、
ネットフリックスで『ゲームチェンジャー:スポーツ栄養学の真実』
をぜひご覧ください。

この映画は、UFC で戦った総合格闘家が時代の最先端を走る科学者やトップアスリートに話を聞き、食生活が運動能力や健康に及ぼす影響を探求する、という内容になっています。

皆さん、菜食について知れば知るほど、イメージが変わっていきませんか?

映画「ゲームチェンジャー:スポーツ栄養学の真実」(NETFLIXのHPより)

以上、「お肉を食べないという選択肢」について栄養の観点から考えてみました。

「お肉を食べなくても元気で健康に過ごせる!」
ということが、皆さんに少しでも理解してもらえると嬉しいです。

今回は菜食の体への影響について学んだので、次回は菜食が地球に及ぼす影響について学んでいこうと思っています。

(慎之介)

◇私たちについて
沖縄県那覇市で、五穀や島野菜を使ったヴィーガン料理を提供する「浮島ガーデン」 と、系列店の「樂園カフェ」で働く仲間です。「『いただきます』から世界を変えよう!」をテーマに、「食べること」について学んでいます。普段は料理や接客をしているので書くことには不慣れです。どうぞ温かく見守ってください。「スキ」をいただけると励みになります。


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