まりばぁちゃんみたいに生ききりたいな。
2024年4月29日の夜23:20にまりばぁちゃんが亡くなりました。
享年18歳5ヶ月でした。
2022年10月に飼い主様の緊急入院があり、預かった後、すぐに飼い主様がご逝去され、、、治療費も未払い、ご家族とも連絡が取れず、、という状況で、あっという間に、まりばぁちゃんは、いたばし犬部の永久預かりになってしまいました。
それから、1年7か月。
みんなで協力し合って、24時間老犬介護生活を続けてきました。
亡くなる当日の朝からまったく食事を受け付けなくなったので、
いよいよお別れの準備をし始めたかな、、、と思っていました。
まりちゃんの生命力は、すさまじく、本当に最期の最期まで命を使い切りました。
預かり開始時は9.5kgだった体重も、最後は5.5kgに。
最期は、苦しまずに、誰かが一緒にいてあげたい、それが何よりの望みでここまできました。
でも、最期の瞬間って、本当に1回だけ、、、。
看取りができる確証もありません。
できることなら、自分で看取りたいですが、難しくても、誰かがいられるように、、、と家族と交代で介護していました。
夜、クークーと呼んでいたので、
私(部長)が手を握って添い寝していました。
そして、ふと目が覚めて、お水あげようとしたら、あれ?口を動かさない??と思いました。
体はまだ暖かいままですが、お腹も動いていません。
まだ亡くなって数分だったと思います。
本当に眠りながら、全く苦しまず。。。
最期は、苦しまずに、誰かが一緒の時に。。。とまりちゃんにも伝えていたので、まりちゃんは、ちゃんと叶えてくれました。
翌日18:30から、火葬車が来てもらいました。
※保護犬仲間のペット葬儀「つむぎ舎」さんです。
飼い主の立場にたって、丁寧に、優しく対応してくださいます。
お別れには、たくさんのいたばし犬部の方たちが来てくれました。
メッセージもたくさんいただきました。
眠るように亡くなる、、、私も、最期はまりばぁのように逝きたいです。
今まで保護犬や愛犬を見送ってきました。
看取りの場面にいつも立ち会えることが多いですが、苦しむ中見送ることもしばしばです。
今回は、最高の看取りができたという思いがあります。
両手をつないで、一緒に眠っているうちに、苦しまずに。
でも、いくらそう思っても、
火葬での肉体とのお別れの瞬間は、珍しく取り乱してしまいました。
この手をいつまでもつないでいたかった。
かわいくて、かわいくて仕方がない。
私も24時間介護からの解放とともに、喪失感もあります。
永久預かりのままでかわいそうだったな、本当の家族に迎えてあげた方がよかったかな、、、など心残りが少しあったのですが、
犬部員の方から、「みんな(犬部)が親戚。家族に囲まれていたようなものだと思います」という言葉を頂き、
私が犬部を発足した思いにも通じるものを感じました。
地域で助け合う、そんなつながりをつくりたかった。
それをまりばぁちゃんが繋げてくれました。
皆さんに支えられて、介護ができたこと、本当に感謝いたします。
預かり、お散歩、寄付金、寄付物資、たくさんの見守りのおかげです。
いたばし犬部で預かり、介護の末に看取ったのは、まりばぁちゃんが初めてです。
今後もこのようなことがあるかもしれません。
でも、本来の姿に立ち戻り、
ペットは家族。
出会ったら最期まで一緒に居てほしい。
大切にしてほしい。
とはいえ、不条理なやむを得ない事情も出てくるかもしれません。
それも想定しながら、残されたペットたちが、愛に囲まれて生きていけるように、私たち人間はしっかり準備しなければならない、と思います。
まりばぁちゃん、私もまりばぁちゃんのように、命を最期まで燃やし続け、生ききるね!
【まりばぁちゃんの軌跡(ブログ)】
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