【簿記2級】連結会計(第2問)の学習方法(2000文字)
筆者について
プロフィール
関関同立卒(24卒)で現在外資系コンサルティングファームに勤めており、絶賛IT屋をしている真っ最中です。
取得資格:簿記3級(2024/04)、簿記2級(2024/05)、ベンダー系資格×4(2024/05~08)
合格経緯
OJT後、次のPJにアサイン時に、「どんな仕事ができるのか」を言語化できるほどの経験を積むことができないのでは?という不安から、スキルシートを充実させたいと思い、客観的な指標である資格を資産としてストックすることを目指し始めました。
連結会計とは?
簿記2級での連結会計
簿記2級では第2問でよく出題されます。
主に、連結精算表もしくは連結財務諸表が出題されますが、筆者は連結精算表しか出題されませんでした。(3回中2回出題)
筆者がおすすめしているのはCBT試験で、連結会計が出ない回を引き当て合格することなのですが、なかなか株式資本等変動計算書の問題が出ない可能性もあるので、満点は無理でも安定して得点できるようにする必要があります。
用語説明
この連結財務諸表を作成する際に、親会社(P社)のリソースを使って、子会社(S社)が売上を上げている取引などがあります。
このようなダブっている取引を消去したり、振替仕訳をする作業を連結会計(連結修正仕訳)と認識してます。
※ダブってるものを調整するんだな~程度の理解でも試験は突破できます。
一番のポイントは、「どのような」調整作業が必要なのかを暗記することです。
連結会計の学習方法
学習フロー
連結修正仕訳の順番を丸暗記する
各修正仕訳ごとの仕訳の方法を丸暗記する
タイムテーブルの書き方を丸暗記する
計算ミスなど、ケアレスミスをなくす
3番まで丸暗記してしまえば、12点(6割)は連結会計であっても取ることができます。筆者の中では、「暗記」が正義です。
注)
最終目標はタイムテーブルを書けるようになることです。そのためにプロセスと各仕訳を暗記していきます。
タイムテーブルが書けないと開始仕訳とのれん償却でつまずき、1点も取れないということが発生します。。。
連結修正仕訳の順番を丸暗記する
下記の8つの操作を上から順番に丸暗記しましょう。何も見ずに声に出せるようになっておきましょう。
本番では、試験開始直後に配布されているA4用紙の隅に書き写すということも大切になってきます。
タイムテーブルを書いている時に、今している修正(操作)はどこだろうと迷子になる可能性があります。
※1支配獲得日の連結修正仕訳
<資本連結>
1投資と資本の相殺消去(第1年度、第2年度)
2のれん償却(第1年度、第2年度)
3子会社の当期純利益の振替
4子会社の配当金の修正
<成果連結>
5内部取引の債権債務の相殺消去
6貸倒引当金の調整
7未実現利益の消去
この各8つのプロセスごとに仕訳が発生します。
仕訳を覚えるための大枠がこの8つのプロセスになります。
このプロセスを暗記することができれば、後は仕訳を暗記し、タイムテーブルの書き方を暗記するだけです。
各修正仕訳ごとの仕訳の方法を丸暗記する
ここはSIWAKE-187の出番です。SHIWAKE-187を徹底的に周回しましょう。
※アップストリーム、ダウンストリームまで完璧に仕訳を覚えることができれば、連結会計の問題を解くために必要な仕訳は問題ありません。
タイムテーブルの書き方を丸暗記する
「いのうYouTube簿記大学」さんのタイムテーブルの書き方の動画をおすすめします。
有名なふくしまさん派の方々が多いと思いますが、筆者はいのうさん派です。
注)連結修正仕訳の順番や各仕訳を暗記していないと、何をやっているのかが理解しにくいです。
計算ミスなど、ケアレスミスをなくす
CBT試験では紙に書いた結果をPCで数値を打つことが必要です。
精算表や財務諸表に打つ(転記する)時に、数字の打ち間違えをしてしまうと、芋づる式に間違えてしまう可能性があるので、PC、電卓の扱いには慣れておく必要があります。
最後に
CBT試験では連結会計は満点を狙うのではなく、最低限6割は安定して得点できるようにするのがコスパがいいと思います。
何度も主張させていただいていますが、そもそも連結会計が出題されない回を数回受験して、引き当てることのほうが合格率が格段に上がると思います。
筆者の経験上、短期間で連結会計は8割取得できるようにするのは至難の業だと思います。
少しでもこの記事が簿記2級の学習に役立てれば幸いです。
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