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#建築

表現におけるwhatとhow

表現におけるwhatとhow

たまには自分語りでもしてみようかと思います。

僕はずっと建築を考えるうえで、whatばかり考えていたように思います。建築を設計するにあたってどのようなものをつくりたいか、どのようなものがつくれるのか、何が新しく、他と差をつけることができるのか、なぜこれを建築で表現する必要があるのか。
そんなことばかり考え、コンセプトを練るのに時間を割き、それをカタチに落とし込む時間を多く取れず、結果大したことの

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篠原一男の海外受容について

 海外における篠原の受容を調べてみたいと思っている。
 スイスを中心にヴァレリオ・オルジアティやクリスチャン・ケレツといった大物に影響与えてるし、新進気鋭のfalaまでも明らかに影響受けてるという、海外に対する幅広い世代への影響力を誇っている。世界的に流行っているようにも感じるが、スイスが特にはしゃいでいるように見える。

 日本では篠原一男あたりまでの閉じた建築から伊東豊雄あたりを起点として開い

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