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itø
2022年12月4日 21:49
これは不定期に小説やエッセイなどから目に留まった文章を紹介していく記事です。 レトリックといえばあの人じゃないの!?って思っていた方々、お待たせいたしました。 前回の記事はこちら そう、レトリックといえばこの人、三島由紀夫。その華麗なレトリックは数多くの人を魅了し、もちろん僕もそのうちの1人となりました。 三島由紀夫のレトリックは文脈と絡み合っていて文章の一部となっていることが多い
2022年11月23日 20:16
これは不定期に小説やエッセイなどから目に留まった文章を紹介していく記事です。 なんて言いながら2回目にしてただの慣用句。決してネタ切れってわけではないのです… 専門家ではないので説明に誤りがあるかもしれませんがご容赦ください。前回の記事はこちら 今回は簡単な言葉ですが、よく考えると秀逸な文句です。「息を呑む」 緊張している場面や予想の立たない事象、予想外の出来事に対してよく使わ
2022年11月17日 19:34
これは不定期に小説やエッセイなどから目に留まった文章を紹介していく記事です。 今回は平野啓一郎の「本心」から抜粋します。この文はレトリックについて他人に語りたいときにしばしば引用する、私にとってのとっておきの文です。 この文章は主人公の過去、小学生の時代に女の子を助けた後の文章です。 まず「全身を火傷したような沈黙」ということですが、まず「火傷したような」と直喩が入っていますが、その直喩