拙速でもいい。ITパスポート合格したいno.1
ITパスポート試験で一番違和感を感じるのはズバリ、会社の経営とか財務とか、いわゆる企業活動分野の出題ではないでしょうか。
「ITと関係あるの?」ってことなんですか、これは
という政策的な意図が見え隠れしていますね。
深みに入りすぎない程度に理解して、しっかり点をいただいておきましょう。
▷ 出題例を見てみましょう
・❓(販売費および一般管理費)を求める問題
馴染みのない方も多いと思いますが、これは企業が儲かっているかどうかを見るテンプレで『損益計算書』(そんえき けいさん しょ)と呼びます。
?の数字(答え)は「1,000」です。
・考え方
損益計算書は、企業の収入と支出をタテに並べたものです。
出題の損益計算書の項目を収入(緑色)と支出(青色)に分けて、それぞれを合計するとこうなります。
「とりあえず浅く理解する」のであれば、どれが収入でどれが支出か、分かっていればOKです。
ちなみに利益については、損益計算書の中間的な段階で「売上総利益」「営業利益」「経常利益」「税前利益」といった指標があります。
▷ 企業の強さは財務で分かる(それだけではないけど)
今は若い方も株式投資に興味を持ったり、新NISAなどで実際に資産形成を始めたりしています。
株式投資は相場物ではありますが、企業や業界に対する理解が銘柄選定の基本になるので「企業の強さ(と弱さ)」「業績はどうなっているのか」といった点もしっかり押さえておきたいですね。
企業の財務データを見るとこうしたことがわかるので、そこで勝負を張っている方はもっと勉強してみてください。
<豆知識>
財務データは通常「財務諸表」と呼ばれ、下記の3つから構成されています。
・貸借対照表(たいしゃくたいしょうひょう)
・損益計算書
・キャッシュフロー計算書
単年度(1期分)だけでも色々なことが分かりますが、いくつかの年度を比較すると増減率やトレンドなども見えてきます。
はい、今日はここまで。お疲れさまでした!