不登校生徒のフリースクール、通学定期券を買えるかどうかは切実なのだ。
「このたび別紙のとおり登校拒否児童生徒に対し通学定期乗車券制度が適用されることになりましたのでお知らせします。なお,都道府県教育委員会にあっては,管下の市町村教育委員会に対して,都道府県知事部局及び国立大学にあっては,管下の学校に対して,このことを周知されるよう願います。」と、平成5年に通達が出ているにも関わらず。
いまだに、通学定期を「買わせてもらえていない」ケースをよく耳にする。平成5年って何年前よ!いま令和5年だよ。
我が家の場合は、中学入学当初から、
「通学定期券も購入できるように手続きしましょう。」
と、校長面談で言ってもらえていた。
それが。先日知り合ったAさん、なんと!
事務的な手続き方法が「わからない」という理由で、通学定期券の発行を認めてもらえていないというではないか。
なんと!!
そんなことがあっていいのか!
で、そのAさん、JR東日本に電話をかけて聞いたそうな。
すると。
「それは保護者にお教えできることではない。学校からの問い合わせでないと答えられない。」と言われてしまったんだと。
つまりは、学校側が調べようとしてくれないと進まないのだ。
具体的にいうと、フリースクールに行くことは学校が認めた「実習」であるとの証明書がもらえたら、フリースクールへ通うための定期券を、通勤定期ではなく通学定期として購入ができるわけだ。
そしてその証明書は、フリースクールが発行するのではなく、在籍している中学校なり小学校なりが発行する。
その証明書を発行するためには、まず学校から鉄道会社へ「承認番号」というものを発行してもらう必要がある。二路線乗り継いでいる場合は、二つの鉄道会社それぞれ。
で、承認番号がととれたら、次に学校から「在籍証明書」的なものを発行してもらう。そこには〇〇中学校の生徒であること、〇〇駅から〇〇駅への通学すること、等が記載されていて、赤字で「実習」と書かれている。
我々は、その証明書をもって定期券売り場へいくと、通学定期券を購入できるわけだ。通勤定期に比べて格段に安いので、これは本当にありがたいのだ。
みなさん。頑張って、通学定期を勝ち取りましょう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?