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相手の利益を一番に考える~言語、文化、価値観を超えるために~
アイスタイル公式note istoriesでは、社内での取り組みや活躍している社員など、様々な視点からアイスタイルの魅力をお届けするコンテンツを発信しております。今回は、アイスタイルグループ 株式会社Over The Border の代表 倉島さんに、お仕事をする上で大切にしていることをお伺いしました。
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2009年 株式会社アイスタイル入社。広告代理店への営業担当、サービス開発等を経て2014年にistyle Chinaに赴任。中国現地で越境ECの立ち上げに携わり、日系化粧品ブランドの中国進出をサポートするブランド戦略部を統括。2020年9月に越境マルチチャンネルネットワーク(MCN)を運営する株式会社Over The Borderを設立し、主に日本の化粧品ブランド向けの越境マーケティング支援事業を開始。2021年、短尺動画プラットフォーム「抖音電商全球購(Douyin EC Global)」に日本企業初の化粧品セレクトショップ型越境EC店「@cosme海外旗艦店」を出店し、新しい時代の日本ブランドの海外展開を支援している。
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「相手の利益を一番に考える」とは
―それでははじめにお伺いします。ずばり、倉島さんの仕事の信念を教えてください!
信念というほど大げさなものはないのですが、強いて言えば「相手の利益を一番に考えて行動する」ということを意識して、日々仕事をしています。自分の信念を貫く、ということよりも、関わる人たちが喜んでくれることの方が大事だと思っています。利益とは、ビジネス的なことはもちろん、その人の満足感や達成感、やりがいや成長なども全て含めてという意味です。
―信念というほどのものはない、ということですが、元々そのようなスタンスだったのでしょうか?
いえ、昔は「こうあるべきだ」「こうすべきだ」というこだわりが沢山ありました。でも、istyle Chinaに赴任した時の経験を経て「優先すべきは、自分の意思を貫くことよりも、みんなでなんとかゴールに辿り着くこと」というマインドに変わりました。
そう感じるようになったきっかけは、中国に赴任してから3か月後くらいのこと。私がリーダーを務めるチームのメンバーが、全員辞めてしまうという事態になってしまいました。言語の壁に加えて、文化も違えば価値観も違うメンバーに対して、自分のやり方にこだわって業務を進めてしまった結果、ついていけないという結論になったのだと思います。もちろんチームのメンバーがいなければ仕事は進められないですし、途方に暮れました。その時に、それぞれの考え方が全く違うメンバーと仕事を進めていくにはどうしたらいいかを考え、自分自身の崇高な信念・理念・理想よりも、相手の利益につながることを明示してあげることが一番大切だと思いました。
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―「相手の利益に繋がることを明示」とは、具体的にどんなことでしょうか。
「今度こんなプロジェクトをするのだけど、このプロジェクトが成功したらあなたはこういうものが得られるかも知れないよ。やる?やらない?」というように、相手にとってどんなメリットがあるか、ということを分かりやすく説明するようにしています。「やる」と言ってくれたのならば、どんな方向から行っても構わないので運命共同体として一緒に頑張ろう、そこで得たものを分かち合おうという気持ちでゴールを目指します。
このマインドは相手の立場や状況に関わらず、常に変わらないです。
“境界線を広げる”
―ここまで倉島さんの仕事観についてお伺いしてきましたが、現在のお仕事についてもお聞かせください。
現在は株式会社Over The Borderの代表として、日本の化粧品ブランド向けの越境マーケティング支援事業や、海外でのEC店舗の展開などを担っています。
グローバル事業に携わることになったきっかけは、日本での仕事において自分の限界を感じていた時に、何か人と違うこと、誰もやったことがないことをやってみたいという思いがくすぶっていて、タイミングよく海外赴任の話があり、手を挙げたという形でした。若かった頃の勢い、といった感じでしょうか。
ですが、いざ中国に赴任すると、先ほどもお伝えしたようにプロジェクトメンバーが離れていってしまったり、プロジェクト自体がなくなってしまったり、結果的に仕事がなくなってしまいました。ただ、自ら手を挙げて中国に来たのに何も成し遂げずに帰るのはかっこ悪いと思い、領域を問わず新たな仕事を開拓する日々でした。そうしているうちに、今度は越境ECプロジェクトが始まって、そこにアサインされました。
今、一会社の社長を任せていただいておりますが、これまでよりも、より仕事や社会に対する解像度が高くなって、毎日知らないことだらけで本当に楽しいですね。
―自身でできることを探してやってみる、という行動力が、今最前線で会社を引っ張っているのですね!
最前線というより、「境界線を広げている」という感覚です。アイスタイルの中にまだ眠っている可能性を拡張して行きたいと思っており、先頭に立って引っ張っていくというより、際の際を攻めていっています。Over The Border でも、まだ形になっていないものを探りさぐり進めていくことに楽しさを感じています。新しいことを発掘するのが好きで、追随するタイプの業務にはあまり適性がないのかもしれないです(笑)
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―では今後の目標や挑戦したいことについて教えてください。
正直なところ、アイスタイルで新しくチャレンジしたいことは、今は思い浮かばないです。目の前の仕事がすごく楽しいので、今はそれをただただ頑張りたいです。もう十分自分はやり切った!と思ったら、ビジネスは引退して晴耕雨読な生活を送りたいですね。ただ、今はまだその境地に達していないのでまだまだ仕事は続けます。
―最後に、これを読んでいる人にメッセージをお願いします!
ここまで「相手の利益を考える」とお話ししてきましたが、この記事を読む人になんのメリットがあるかを考えた時に、もしアイスタイルに興味がある方がいらっしゃるのであれば、直接オフィスで話しましょうとお伝えしたいです。「noteを読みました」とご連絡いただければ、喜んで対応させていただきます。人を通じて会社を知るのは大事なことなので、私がそのきっかけになれたらと思いますね。採用担当ではないからこそ、フラットにお話しできると思いますし、お会いできた人には何かしら行動のきっかけになるような時間にできればと思います。
アイスタイルでは、ビジョン実現を一緒に目指す仲間を募集しています。 世の中に新たな価値を創造する事業や会社づくりに、一緒に挑戦しませんか?
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