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手作りのコーヒーはじめました。

早いものでistutは来年の3月で10年目に入ります。
この9年間、「手作りの美味しいもの」を提供すべく、毎日努力を続けてきました。ご存知の方も多いかと思いますが、ドレッシングも、トマトソースも、ドリンクのシロップやコーディアルも、ジャムもパンもスイーツも、そのすべてが自家製。丁寧に時間をかけて手作りをしています。

でもそれは決してイメージアップのためではなく、「私たちが美味しいと思うもの」つまり「私たちが好きなもの」を求めた結果、自然とすべてが「手作り」になったのだと思っています。
一方、「手作りできない好きなもの」として唯一、「手作りしないことにこだわり続けたもの」が、神戸元町のグリーンズさんの「コーヒー豆」だったのです。だって、とにかく美味しいのですから!!

それでも、やっぱり10年目。
ドレッシングを作るように、
トマトソースを作るように、
シロップやコーディアルを作るように、
ジャムを作るように、
パンやスイーツを作るように、
私たちは、コーヒーも作りたい。

私たちの性分なんですね。好きなものは、やっぱり手作りしたい。大好きなコーヒーも、やっぱり自分たちで手作りしたい。その思いがとても強くなってしまいました。
コロナのせいで、いつもがいつもではなくなってしまったからでしょうか。
コロナのせいで、唯一のこだわりも、こだわりではなくなってしまったのでしょうか。
例えそうだとしても、コロナのおかげで、やりたいと思うことをやろうとシンプルに思えるようになったことは確かなのです。

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しかし、競合他社が乱立するコーヒー焙煎業界。istutらしさとは何なのだろう。istutの強みって何なのだろうとずっと考えてきました。私たちの味覚知覚嗅覚の歴史を少し紐解いてみます。

・世界一周の旅をしています。それも40歳の時。バックパックで。様々な国で、様々な料理やお酒やコーヒーやお茶を飲み、自ら料理をしながら旅をした、あの9ヶ月間のいつまでも色あせることのない味の記憶を持っています。
・この9年間、カフェならではと言えるノンジャンルの調理スタイルを実践してきました。型にはまらず、毎日あらゆる食材をあらゆる方法で調理してきました。
・なんと!istutを始めるための飲食修行として約2年間、焼鳥屋(正確にはモツ焼きですが)で炭火と格闘していた経験があるのです。手や顔に感じる熱や湿気。香り、匂い、音の変化など、いわゆる「焼き物」に共通する調理過程を肌で感じることを、istutオープン前から既に経験してきました。
・そして、最高の素材であるグリーンズさんのコーヒー豆を9年間、毎日淹れ続けてきました。コーヒーの味と香りがしっかりと身体に染み込む経験を積んで、今に至ります。

「焼・茹・炒・揚・煮・和・蒸」
つまり、料理です。
「料理をするようにコーヒー豆を焙煎をする」
料理を通して長年体感してきたことを、コーヒー焙煎にも生かすことができるのは、istutの最大の特徴であり最大の武器だと思うのです。
ずっと自家製を続けてきた私たちだからこそ、いつもの手作りメニューと同じく、
・やさしく
・飽きなく
・毎日食べられる
istutらしさがたっぷり詰まった、コーヒーの手作りを目指しています。

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そんな想いを経て、この度ついに誕生するistutのコーヒー。
名前は「コーヒータウコ」です。
(この言葉の意味はこちらのリンクで紹介しています)

コーヒーは、味はもちろんですが、豆を挽く時間や淹れる時間など、その全てが大切な時間だと思います。敷居はあくまでも低く、気軽にご自宅でコーヒー時間を楽しむことができる関連器具やグッズもご紹介していきます。私たちの目線で選んだ「良いモノ、好きなモノ」を集め、「コーヒータウコ」の自家焙煎豆とともに、セレクトショップのスタートです。

すでにコーヒー関連器具の販売は店頭でスタートしておりますが、自家焙煎豆「コーヒータウコ」の販売は年明け1月スタートの予定です。今後の展開をどうぞお楽しみに!!

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さてさて、ぼちぼちコーヒーでも飲みましょうか。
「pidetään kahvitauko 」



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