社長コラム「カイゼンを阻む3ザルとは?」
社長コラムをサボりまくってたので普段の講演の中からそのネタを簡潔に書いてみます。
「カイゼンを阻む3ザル」
改善の進まない会社にはサルが3匹居ます。
①見ザル
問題点の見えてないサル。IoTその他による可視化により退治できます。
②言わザル
問題点や今の状況を限られた人だけがわかっていたり、カイゼン事例やノウハウが属人化してたり、紙ベースで保存されていて共有されていないサル。問題点や状況や事例やノウハウの共有が必要です。
③使わザル
会社の仕組みとしてデータやノウハウを使うことができないサル。カイゼンを回す会社の仕組みや従業員のモチベーションアップの工夫が必要です。
IoTで退治できるサルは①の見ザルだけです。IoTの導入ばかり頑張っても残りの②③の2匹のサルは退治できません。旭鉄工で大きな成果があがったのは「いかにメンバーにIoTを活用してカイゼン効果を出してもらうか」に注力したからだといっても過言ではありません。IoTは導入後が勝負です。あのデータも取りたいこれも取りたいと大掛かりで複雑なものを作っても使いこなせません。現場視点でシンプルで使いやすいものを入れ、その活用について工夫を重ねるのが正解だと考えています。
「カイゼンスパイラルとは?」に続く!のか?