見出し画像

【地球の裏側放浪記】雲に隠れたニューヨーク🇺🇸《Day31-32》

この旅の記事一覧はこちら↓


2024-09-28 Day31 「博物館2つで聖地巡礼」

ボゴタからのフライトは隣のアメリカ人の香水が臭すぎた。深夜フライトでずっと飯食ってんじゃねえ!

苦痛のフライトはわずか5時間で終わり、朝5時半、定刻より30分以上早くニューヨーク🇺🇸はJFK国際空港に到着した。

ここから乗り継ぎの深夜フライトまで19時間もあるので少し観光をする。
ただ実はニューヨーク🗽には6年前にも来たことがあって、有名どころはだいたい行ったことがある。今回はちょっとマイナーなところを巡ろう。

JFKのT4の入国審査は、中南米からの旅行者で溢れかえっており、通過するのに1時間弱かかった。もっとゲート開けろよ〜。
てか乗り継ぎのチケット見せてるのに、「今日はどこに泊まるんだ?」とか聞かれた。いい加減にして欲しい。

アメリカの国際線乗り継ぎはスルーバゲージできないので、大きいバックパックを回収する。
ちなみにブエノスアイレスでもボゴタでもアビアンカの職員に「これニューヨークでピックアップする必要ある?」と聞いたが、2人とも「必要ないわ!」とか言っていた。嘘〜と思ってJFKの職員に聞いたらやっぱり嘘だったので注意!

エアトレインでT1に移動し、バックパックを預けた。一日で¥4,000近くする。
𝓣𝓱𝓲𝓼 𝓲𝓼 𝓽𝓱𝓮 𝓤𝓷𝓲𝓽𝓮𝓭 𝓢𝓽𝓪𝓽𝓮𝓼...

エアトレインでJamaica駅に行く。たった6km程度で$8.5≒1,360円もする。馬鹿げてる...ちなみに東武なら1,393円で北千住から東武日光まで行けるらしい。

地下鉄に乗り換える。6年前と変わったことといえば、地下鉄がVISAタッチで乗れるようになっていたこと。知らずにメトロカードを買ってしまった。
地下鉄E線に揺られること40〜50分、42St.駅にやってきた。

地上に出てくるとNYの摩天楼が目に入ってきた。
目的地に向けて西へと歩く。

あれ?なにか見覚えのある光景。
タイムズスクエアだ。
西に向けて歩いていたつもりが、間違えて東に歩いていたらしい。
タイムズスクエアが私を呼んでいたのかも。

朝早いからか人は少なかった。
着ぐるみを着た人が写真を撮らない?と近づいてくるが、まあ金を要求されるのが明らかなので離れる。1人で写真を撮らせて欲しい。

気を取り直して西に歩き直す。
空が黒くて今にも雨が降りそう。
折り畳み傘を預けてしまっていることに後悔。

やって来たのはイントレピッド海上博物館

退役した空母イントレピッドを博物館にしている。

私が小さい頃、初めて観た洋画『ナショナル・トレジャー』で、ニコラス・ケイジがこれの甲板から飛び降りていた。その聖地巡礼も兼ねている。

10時の開館に合わせて入場。
メインデッキにはF-16をはじめとした様々な軍用機が泊まっていた。

艦橋にも登れるらしい。

内部にはたくさんの部屋があった。
例えば海図室。

でもやはり目玉はここ!

NYCの摩天楼が一望できる。
摩天楼の頂上は高すぎて雲を被っていた。
あのビルの上は今どんな感じなのだろう?

空母イントレピッドは太平洋戦争にも参加している。
もちろん我が国の悲しい歴史の展示もあった。

それが今では日本人の私が堂々訪問できているのだから、ほんとに平和とはありがたいものだ。

甲板には屋根に囲まれた施設がある。
中にあるのは...スペースシャトル
といってもこれは滑空試験機のエンタープライズ号。宇宙には行ってない。

ちなみに入る時に強制的に写真を撮ってもらえる。もちろん買わないが。

メインデッキを降りると、船員室が展示されている。

こういうポスターがたくさん貼ってあった。

なんか『ショーシャンクの空に』で似たようなのを見たことがあるが、彼女はリタヘイワースだったりするだろうか?

さらに第二甲板。
ここにも軍用機がたくさん。

一通り満喫したところで、空母を降りる。
だがこの博物館はこれだけではない。

なんとあの超音速旅客機コンコルドがいる。
ロマンの塊。

将来の航空機の主役になることを期待して登場したが、環境問題や経済性といった問題から生産されたのはたったの20機。
それでもロンドン〜ニューヨークの花形路線などで活躍した名機である。

雨が降って来たので大きな翼の下で少々雨宿りをした。

この博物館には目玉展示がもう一つある。
潜水艦グロウラー

米海軍初の巡航ミサイル潜水艦の一つで、冷戦期の核戦力をになっていた。

艦内はなんと言っても狭い。
艦内に入る前に「ここを通れる人だけが内部に入れます」というハッチを模した穴を通らされたくらいだ。

操舵室
通信室

こんな小さい船、船酔いする私にはぜったり無理だろう。ウシュアイアでの一件もある。

狭い艦内を出る。

色々あった博物館だが流石にこれでおしまい。
宇宙から海中まで満足のいく展示の多さだった。


時刻は12時半。博物館の次は昼飯。
といっても世界一物価の高いこの都市でそんなまともに食べられるわけがない。

色々探すが、雨が強まって来たので適当に韓国ファストフードのRed Pokeに入った。

これで$13.75≒2,200円。死ぬど。
まあNYCでは安い方だろう。
味もわさびが効いていて美味しかった。
久々のわさびに感動。


地下鉄に乗りお次にやって来たのはアメリカ自然史博物館
ほんとはハイラインにでも行こうかと思っていたが、まあ雨が嫌なので博物館を梯子することにした。

まあなんといってもデカい。
人もたくさんいてチケットカウンターも行列だったのでその場でオンラインで購入した。賢い。14時からのスロットで入場する。
ちなみにこの博物館は映画『ナイト・ミュージアム』の舞台になっている。だから来たわけだが。

ここはアフリカコーナー。
なんといっても中央のゾウが目を引く。


そしてこちらは南米コーナー。

フエゴ島が描かれている。つい数日前までいたところだ。

これはサウスジョージア島。
ウシュアイアでアルゼンチン🇦🇷が領有権主張してたなあ。
景色はパタゴニアそっくり!ペンギンはいなかったけど。

そして一番の目玉は恐竜!

ティラノサウルス!

でも私は幼少期ティラノよりこっちの方が好きだった!

トリケラトプス!
他にも色々な化石があった。

『ナイトミュージアム』で一番記憶に残っているのはやはりセオドア・ルーズベルトの騎馬像だろう。探したがどこにもなかった。人種差別への批判で撤去されたらしい。えぇ〜

その代わり座ってるベンチにルーズベルトならいた。

あとモアイ🗿もいたがなんか映画と印象が違う。

色々探したが残念ながら『ナイトミュージアム』の面影を感じる展示はなかった。
18年も前の映画だ。仕方ない。

17時半の閉館が近い。
そろそろ出るとしよう。
さっきは裏の入口から入ってきたが、正面ゲートはすごい!

高い天井に2体の恐竜。
まあどデカい博物館だった。
デカすぎてメトロカードを紛失してしまった(関係ない)。
アメリカあるあるのウォーターサーバーがあって水に困らなかったのは良かった。


博物館の外は相変わらず小雨。

目の前にはセントラル・パークが広がる。
ほんとは北のベルヴェデーレ城とかに行きたかったが、なんかのイベントをしていてチケットがないと立入禁止。
しゃーなしで南を歩く。

池越しに見るNYCの摩天楼は相変わらず雲に包まれている。

池には東屋があったり。
新海誠がニューヨーカーだったら『言の葉の庭』は新宿御苑じゃなくてセントラル・パークだったかもしれない。

ニューヨークの高層ビルは東京のそれとは違って重厚感がある。
いかんせん戦前に建てられたものも多い。

これなんてタワー・オブ・テラーみたいだ。

一方こちらはヨーロッパ調。
ベセスダ・テラスというらしい。

少し雨宿りをしよう。

ちょっと雨が弱まったのを見て再び散歩。

これはプラザホテルだ。
あのプラザ合意の現場になったホテルである。
まさに歴史と共に生きる街・ニューヨークである。

折れそうな細い高層ビル

1時間くらい公園を散策し、そろそろ夕飯へと向かう。

地下鉄に乗り、郊外のショッピングセンターにやってきた。

フードコートで頂くのはこれ!
𝙋𝘼𝙉𝘿𝘼 𝙀𝙓𝙋𝙍𝙀𝙎𝙎
アメリカで食べるパンダは本当に美味い。

久々の中華料理に舌鼓を打つ。
あまりパンダエクスプレスで「舌鼓を打つ」とかいう表現を使う人間にはなりたくないですけど。


食事を終えたらそろそろ空港に向かう。
地下鉄R線とE線を乗り継ぎ、Jamaica駅、そしてまたまた$8.5払ってエアトレインに乗りJFK空港T1に帰ってきた。

時刻は21時。フライトまでまだ4時間半もあるが、バックパックを預けてるところの営業時間の関係でこの時間に戻ってきた。まあ疲れてるし。

行列のチェックインに並んだり、おじいちゃん相手に人助けをしたりして時間は過ぎる。




2024-09-29 Day32 「ロングフライト」

T1のボロいターミナルでフライトを待つこと数時間、無事搭乗した。

フライトは行きと同じエバー航空BR31便台北🇹🇼行き。まだ日本🇯🇵へは帰れない。たが日本は着実に近づいている。

なんと16時間の超ロングフライトである。

搭乗してしばらくして飛行機はニューヨークを離陸。
ちょっとの安心感。あと少しで帰れる...

一昨日はターミナル泊、昨日は機内泊と疲労が蓄積していたので、離陸後の機内食はパスして爆睡する。隣席のおばちゃんもパスしてたし。てか隣の隣は空席だ。羨ましい。




続きはこちら↓

いいなと思ったら応援しよう!