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赤ちゃんへの関わり方のヒントに〜集中力と自己肯定感を育むシンプルな方法

子どもが何かで遊んでいるとき、
ついつい、
「こっちのおもちゃも面白いよ」
「こういう遊び方もあるよ」
と声をかけたくなってしまうことはありませんか?

大人としては良かれと思ってやっていることでも
実は赤ちゃんの発達にとっては
もったいないことになっている場合もあるようです。

今回は、
赤ちゃんとの関わり方のヒントになるような
お話です。

育児クイズパパ力検定では
「想い」も一緒に届けたいと思っています


育児クイズパパ力検定は、専門家の先生方のお話を伺いながら制作しています。その中で、心動かされるお話を伺う機会があります。
育児クイズパパ力検定は、「想い」も一緒に届けたいと思いながら作っており、解説の中にもそうしたお話を入れていますが、伝えきれないものを少しずつお伝えしていこうと思います。
第4回の今回は、赤ちゃんへの関わり方のヒントになるようなお話です。


子どもの視線の先に興味を持つ

子どもが、あるものを熱心に観察していたり、
1つのおもちゃで飽きずに遊んでいる様子が見られたら、
そのような時は子どもの邪魔をしないことが大切です。

子育てサロンのような広場では
たくさんのオモチャが用意されていますね。

魅力的なものがたくさんあると、
子どもが1つのおもちゃに熱中していても
大人はついつい
「こんなおもちゃもあるよ」
「こっちでも遊んでごらんよ」と
子どもに別のオモチャを勧めたくなってしまいがちです。

さまざまな選択肢を与え、
新しいオモチャで遊ばせたいなど、
大人は「良かれ」と思ってしているのですが、
子どもは気が散ってしまい
せっかくの集中が途切れてしまいます。

1つのオモチャ(それは日用品とか、
こんなもの?と思うようなものかもしれません)
を見たり、触ったり、舐めたり、ひっくり返したり、
叩いたり、落としてみたり、
どんな音がするのか、どんな冷たさなのか、
どんな質感なのか・・・・・・、

まるで赤ちゃんは化学実験をするように
真剣に一生懸命に、1つのオモチャに関わります。

その集中力はハンパないです。

その集中が集中力を育てるのです。

そして何より、
「やっていることを邪魔されない」ということは、
そのまま、
自分の行為・意志を肯定してもらっている
ということにつながり、
それは自分の存在を肯定的に捉える
ということにつながります。

「子どものしていることを邪魔しない」
ということは、集中力を育てると同時に、
自己肯定感を育むことにもなるのです。

子どもが熱中していることを、ただただ見守る。

なかなか難しい時もあるかもしれませんが、
子どもの視線の先に大人も興味関心を持てたら
子どもの世界の奥深さにきっと気づけることでしょう。


お話
「育児クイズパパ力検定」制作・監修の中澤恵子さん


前回までのお話
第1回 子育ては「晴れ時々くもり一時雨」
第2回 日にち薬〜心がちょっぴり軽くなるかもしれない言葉 by育児クイズパパ力検定〜
第3回 めげずに踏ん張っていられる力をつけるのに必要なことは?〜ネガティブ・ケイパビリティ〜


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