一新塾講師に(株)カルチャージェネレーションジャパンの堀田卓哉さん(一新塾OB)
昨日は「世界に誇れる日本文化の継承と創造を目指して」をテーマに、
一新塾OBの堀田卓哉さん((株)Culture Generation Japan代表取締役)
に一新塾東京本科でご講義いただきました。
堀田さんは1977年生まれのロストジェネレーション世代です。
バブル崩壊後の就職氷河期(1994 ~ 2004年)と重なった世代であり、
自信を喪失してしまった人たちも少なくありませんでした。
堀田さんも就職活動での苦労から、自分の未来と日本の将来を悲観的に考え、海外に渡りました。そして帰国後、浅草で知り合った同じロスジェネ世代の職人が語った「何百年と続いている伝統を、俺らが終わらせるわけにはいかない」との自信に溢れる言葉が、堀田さんの人生を変えることになります。
ロスジェネ世代の若者が、職人と共に歩み、文化・伝統を次世代へつなぐことで誇りを取り戻すことこそが、同世代の再生、ひいては日本復活の鍵であると信じ、一新塾で仲間を得てプロジェクトを立ち上げました。
そして、卒塾目前の2011年9月に、株式会社Culture Generation Japanを設立。
東京都美術館との協働PJで職人とデザイナーをマッチング、
伝統工芸品やその技術を国内外へ広く紹介、
ジャパンブランドフェスティバル、
和食器のサブスクリプションサービス「CRAFTAL」、
クラフトツアープログラム「Onland」、
日本橋の問屋街の5階建ビル1棟をリノベーションし「器」を軸とした複合施設TOIビル。
一新塾時代に、事業の種を撒いて、芽を育み、根を伸ばし、事業をゼロから、大木に育み続けた起業の舞台裏のストーリーを語っていただきました。
卒塾前に(株)カルチャージェネレーションジャパンを設立されて、
毎年挑戦を積み上げて、事業を大木に育て上げた13年の歴史の重さを
ずっしりと感じる機会になりました。
「一新塾での学びが未来にどうつながるのか実感でき、早く自分も行動したいと思いました」といったご感想もいただきました。
また、脱サラして0⇒1で起業を目指す方にとっては、知恵が満載の今後の道標となる講義となったと思います。
伝統工芸の再生のために、次世代へとつないでいくために、
「やりたいことをやる!」
ミッション基軸で、事業を積み上げてこられた
堀田さんの志を生きる人生がとても響きました。
参加された塾生からのご感想と心に残ったお言葉の一部です。
●人に会う、人に話す、刺さるところを探す
●今の自分に何が出来るかを精一杯考える
●儲かるより、やりたいが起点になっている
●事業の成長ストーリーが大変参考になった
●人に会うこと、やりたいことを話すこと
●事業ごとに足りないピースを埋めていく
●壁に当たったときに丁寧に向き合う
●まず行動!やりながら仮説を改善し続ける
●結局、自分の強みに立ち戻る
●自分の人生経験を大切にする
●各地域に眠っている資産の掘り起こし
●モノにフォーカスした事業の根底に人づくりがあった
●社会に対しての手触り感を大切にすること
●人のストーリーを見える形にしてゆくこと
●誰とやるのか、やりたいと思ってもらえるかも大事
●座組という発想
●工芸のドメイントランスフォーメーション
「70点でも走り出す勇気」との色紙のお言葉も刺さりました。
一新塾教室に飾らせていただきました!
昨日の講義の余韻がずっと残っています。