![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/172313109/rectangle_large_type_2_e89b643e852358f73b1dcbbe040560fc.jpeg?width=1200)
一新塾講師に(株)えと菜園代表取締役・NPO法人農スクール代表の小島希世子さん『命をつなぐ農!~ホームレスや引きこもりが人生を取り戻す』
昨日は、(株)えと菜園代表取締役・NPO法人農スクール代表の
小島希世子さんに一新塾にてご講義いただきました!
テーマは『命をつなぐ農!~ホームレスや引きこもりが人生を取り戻す』です。
小島さんは、小学生の頃、飢餓に苦しむアフリカの子どもたちのドキュメンタリーを見て、母親に「うちの冷蔵庫にある野菜を送ってあげたい」と相談。母親は「この国は地球の裏にある国だから食べ物を持っていく間に
腐ってしまう。希世子がアフリカへ行って農業のやり方を教えてあげればいいんじゃない」との返答。
それで、農業を志すようになったと語られます。
大学卒業後、産地直送の会社に勤務を経て、
2006年、農業の現場と食卓の距離を縮めたいとの思いで、
熊本県の農家の奥さんたちと安心・安全の農家直送の
ネットショップを立ち上げました。
2009年には(株)えと菜園を設立。
事業は3本柱。
一つ目が「食べる」。美味しいオーガニックの野菜を食べていただくオンラインショップ「えと菜園」を運営。
二つは「作る」。自分の手で野菜を作るために「体験農園コトモファーム」を運営。
三つ目が「学ぶ」。消費者に農業の現場を知ってもらい、野菜と作り方を学んでもらう。
さらに、元ホームレスの人たちに畑仕事を託すプランを思いつき、
2013年、NPO法人農スクールを立ち上げ、働きたいけど働けない元ホームレスの方やひきこもりの方と「人手不足に悩む農家」を結びつける事業に挑んでいます。
現在、NPO法人農スクールの理事には、一新塾卒塾生も参画させていただいています。会社員時代、政治的な争いに巻き込まれてメンタルが疲弊した経験があり、新しい生き方を求めて一新塾に入塾いただきました。そして、一新塾講師の小島さんと出会い、体験農園コトモファーム、そして、上級者コースに参加されました。そして、NPO法人農スクールへの参加を申し入れ、農福連携の活動を開始。
2019年には証券会社を退職して福祉事業所に入社。精神・発達障害がある人の自立や就労の支援を始めました。小島さんのところでの農業体験によって、ぼんやりとしか見えなかった自分の根っこにある思いを浮き彫りにできたと語られます。
小島さんが、「やりたいことだからやる」と、
やりたいことにまっすぐに、ブレずに行動を、
積み上げ続ける姿勢に感動いたしました。
コツコツ続けることの計り知れない可能性に、
たくさんの勇気と知恵とエネルギーをいただきました。
「人生100年しかなく、やりたいことが出来ないのが一番のリスク」との
お言葉も刺さりました。
参加された塾生の皆さんのご感想と胸に響いたお言葉の一部です。
●ブレない。
●まずは動いてみる
●「できる・できない」より、「やるか・やらないか」!
●やりたいことを小さく刻んで行動する
●農業は困難な環境の人たちに自立を促す
●問題解決のために、何かと何かをつなげてみる
●顧客の要望に応えながら、新規事業を拡大する
●都市部の課題と地方の課題を結び付けて問題解決
●農業が持つ人を育てる力
●人生の先輩や自然に対するリスペクト
●ホームレスの方から人生を学ぶ姿勢
●進むことで協力者が現れ道が開ける
●長所を伸ばし適材適所を見つける
●ネガティブな会話は畑でする
●原体験は大事
●その人だからこその良さを見つける
●フラットな環境で役割をつくる
●非日常の空間をつくること
●人間社会以外の世界観
●お金の心配より、やりたいことができない心配
●農地利用に体験提供など、新しい活用方法が見つかりました。
![](https://assets.st-note.com/img/1738236851-pYQq5U1dvcR4HXTlNI0gimOZ.jpg?width=1200)
「人は野菜を育てながら自分自身を育てている!」
との色紙のメッセージも刺さりました。
この時代を生きるすべての人が野菜を育てるライフスタイルになれば、
とってもいい社会になるなと思いました。
★えと菜園
★誰もが志を育む一新塾