一新塾OBであり、株式会社みやじ豚社長、NPO法人農家のこせがれネットワーク代表理事の宮治勇輔さん、一新塾講師に!
今週は一新塾OBであり、株式会社みやじ豚代表取締役社長、そして、
NPO法人農家のこせがれネットワーク代表理事として活躍されている
宮治勇輔さんに『農家のこせがれが“おいしい”を次世代に繋ぐ』
をテーマにご講義いただきました。
日本の農業従事者は2015(平成27)年から2020(令和2)年の5年間で
46万人減少し152万人となりました。(2020年農林業センサス 確定値)
誰も成り手がいないほど農業に魅力がなくなってしまった根本原因は、
「農家に価格決定権がない」
「生産者の名前が消されて流通して農家と消費者が完全に切り離されている」
と語る宮治さん。
「この問題を解決し、生産からお客さんの口に入るところまで、
プロデュースできるならやってみたい!」
以前は実家の農家を継ぐつもりは全くなかった宮治さんは、
農業の魅力に目覚め、実家に戻ることを決意します。
2003年に一新塾入塾。
2006年に株式会社みやじ豚設立。
バーベキューで農家と消費者をつなぐチャレンジに挑みます。
2009年にNPO法人農家のこせがれネットワーク設立。
日本の農業改革のためには、実家を離れてサラリーマンしている農家のこせがれが、
実家に戻って農家を継ぐことが必要と新風を巻き起こしました。
さらに、農業の枠を超えて、家業を継ぎたい若い世代の「事業承継」や
「ファミリービジネス」の課題に寄り添い、支援を展開されています。
コロナ禍の試練も、飲食店とのコラボやふるさと納税の活用など
様々な新しい取り組みに挑戦し続けました。
これから藤沢市のまちづくりのリーダーとしてのご活躍も
心より楽しみにしています。
講義では、宮治さんの志を生きる人生、原体験の意味、
まずやってみて軌道修正、あるものを生かすプロデューサー発想、
道なき道を切り拓かれながら、現場の奮闘から紡ぎだした知恵で
塾生の背中を押していただけました。
50年後100年後を見据える元気な家業がたくさん存続することが、
地域の未来のために欠かせないことであること
改めて実感させていただきました。
塾生の皆さんのご感想と心に響いたお言葉の一部です。
●原体験が重要、心の支えになる
●原体験は後から振り返って気づくもの
●自分のやりたいことを書き出し、突き詰める
●あるものをどう生かすか、プロデューサー発想
●とにかく、やってみること
●失敗しながら楽しくやる
●自分のリソースに気づく
●顧客の声を聴くためにグループセッションが有効
●マーケティングとは販売を不要にする仕組みづくり
●ネットワークを目的化しない
●ありのままを話す姿勢
本日、先日購入させていただいたみやじ豚が一新塾事務所に届きました!
これから、スタッフ皆でいただきますこと、本当に楽しみです!
みやじ豚の餃子のお店も、とっても好評です!
★道なき道を切り拓く一新塾