見出し画像

一新塾講義に、飯島博さん(NPO法人アサザ基金代表理事)『アサザプロジェクト~子どもたちと一緒に社会の壁を溶かし膜に変える』

昨日は、日本でも屈指の社会起業家である飯島博さん(NPO法人アサザ基金代表理事)にオンラインでの一新塾講義にご登壇いただきました。テーマは『アサザプロジェクト~子どもたちと一緒に社会の壁を溶かし膜に変える』でした。

飯島さんが取り組まれている「アサザ・プロジェクト」は、霞ヶ浦再生に向け“湖と森と人を結ぶ”市民型公共事業として、のべ34万人もの人々が参加し、200を超える学校を結びつけた壮大な社会実験となっています。

一新塾でのご講義は2004年から今回が21回目となります。

何度お聞きしても、飯島さんの突き抜けたビジョンと哲学の深さには圧倒されます。そして、この哲学が貫かれた事業を霞ヶ浦に生み出され、そのモデルが全国各地に連鎖し、社会変革の波を起こしています。

「自分を場として開く」
「よき出会いの連鎖」
「『変える』から『変わる』」

徹底した現場主義で、新しい価値観を打ち出し続ける飯島さんの社会変革者としての突き抜けた姿勢から存分に学ばせていただきました。

思いもよらぬ出来事が次から次へと起こる時代、身近で起こる不条理な数々の出来事も、問いを共有することで、自分を場として開き、よき出会いの連鎖で未来が開かれること、改めて、深く深く刻ませていただきました。

行き詰ったときに、その「方法」を思案するのではなく、
「問い」を考え直すとのお言葉が胸にズシンと響きました。

「変える」のではなく「変わる」!
「自ら変わるために学び、他者とともに変わる可能性を求め、変えるのではなく変わることで、ともに変わる方法を求め続ける」
このお言葉が胸の深くに刺さりました。

「変わる」ことこそが究極の主体性。
主導権を手放さずに、物事の本質に向き合い、問い続ける姿勢を何より大切に、現場の実践に活かしてまいりたいと思います。

以下、「塾生からの感想と心に響いたお言葉」の一部です。

●物事の「本質」を見据え、探求し続けることの重要性
●「変わる」ことと、「変える」ことの大きな違い。大切なのは、変わること。
●答えの共有ではなく、問いの共有こそ本質だということ。
●自分を信じることをやめず、軸を持ちながら「変わる」自分を恐れずに進もうと思う。
●自分も変わらなければいけない、と、今更ながら思いました。
●変えたい一心だけでなく、自分も変わり、変わることで見えてくる世界を見てみたい。
●変えたいなら、変わること。
●出会いや出来事を一つひとつ丁寧に紡ぎながら生きる道をつくる
●自分の内から湧き上がる声に耳を傾け、自分の信念として行動したい
●問いの共有はイノベーションの源泉。
●問い続けることで、本質を見極める姿勢。
●おごらず謙虚にともに問う姿勢
●自分たちで問いを立て自分たちの方法で考えること。
●立場の違う「友」と対話していくことで広がるということ。
●点、ではなく動く線になり活動することが重要であること。
●事業は「あらわれるもの」であり、「在るもの」になると衰退するということ。

飯島さんのお言葉の一つ一つが、私たちの凝り固まった固定観念に亀裂を入れていただきました。深い深い哲学が染み入りました。
プロジェクト推進の智恵が満載でした!

●自己と社会を同時変革する一新塾


いいなと思ったら応援しよう!