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Photo by
tadashikoizumi
【毎日note 112日】高齢者雇用データから(了)
引き続き、リクルートワークス研究所の資料から・・
再びの「高齢労働者の満足度が高い理由」
昨日の記事で書きましたが「高齢労働者の仕事に対する満足度が高い理由」
以下の図表3にも表れていますが「自分で仕事のやり方を決めることができた」
現役世代として働いていた時は「組織」「上司」の指示に従わざるを得なかった
しかし高齢者雇用の中では
「自分で仕事のやり方を決めることができた」「正当な評価を得る事ができた」
その喜びが満足感につながっている・・
しかし、それは単調な仕事・質のさがった業務であったから・・
満足度の主たる理由が、私の推論に当てはまるか?
それは分かりません
以前も同じグラフを掲載しました。
経済上の理由で働く高齢者
高齢者が働く理由の最大の要因が「経済上の理由」でした。
引退理由は??
これだけでは分かり辛いので以下、引用しております
最後に、高齢者がなぜ引退を決意するのかを調べてみよう。引退理由のデータからも、高齢者労働市場の問題点がうかびあがるのである。
引退理由を見ると想像の通り「すでに充分働いたから」「金銭的に余裕があるから」「余暇を大事にしたいから」という理由で納得して引退している人(299万人)や、「健康状態に不安があるから」引退している人(153万人)が多くいた。
その一方で、「働きたい仕事、自分にあう仕事がなかったから」「働きたい仕事、自分にあう仕事はあったが、就くことができなかったから」と働く意思はあるにもかかわらず、労働市場のミスマッチにより引退している人(159万人)がかなりの規模で存在しているのである。
グラフでは端折られていますが「健康不安」「理由なき引退」以外は・・
経済上の理由をクリアしているようにも感じます
「ミスマッチ」が経済的不安を抱えつつの転職でない限りですが・・
経済上の理由で働く→単調で仕事の質は下がり→年収は減少したけど
→ 自分で仕事のやり方を決めることができ→ 正当な評価を得る事ができた
→ 経済的な心配もなくなったので・・引退します
引退理由を調査した対象年齢が50歳から69歳と幅広く、
的を得ていない可能性もありますので・・お許しください
経済的な理由がクリアになった理由は以下のようなものでしょうか?
① 公的年金の支給開始年齢に到達した
② 加齢に伴い消費・経済活動が小さくなってきた
もう少し詳細な情報を収集する必要があるようです
ただ「経済的な理由」で働かなければならない高齢者は・・
経済的な理由であるが「日常生活費の補填」という位置付けでしょう
これは現実であり、このような働き方を選択する事に全く問題はないと思います
もう少し補足するとしますと「現役時代であっても個人の自由」だと思います
ただ・・(続きます)